PCが朝一で立ち上がらない原因には、幾つか考えられる。
当初下記を想定し、両方とも交換した。
・電源がへたっている
・ボード上の電池が切れている
電源は、近くのショップで一番安かった「玄人志向」の400W。元々付いていた電源が350Wなので、問題なし。
しかし、状況は全く変わらなかった。
という事は、問題はマザーボードにあることになる。
もう少し調査をすすめると、マザーボード上のコンデンサーの寿命が来ると、うまく立ち上がらなくなるとのと。
ウチのPCのマザーボードを良く見てみると、液漏れしている電解コンデンサーが幾つかあった。
マザーボードを取り外してみると、完全に液漏れしているものや、膨張しているものもあった。その数は全部で10個。
このマザーボードは、もう正常には動かない。買い換えるしかない。
ならば、このコンデンサーを交換して治るのであれば、ラッキーではないか?と思い、コンデンサー交換に挑戦することにした。
参考にさせてもらったページ:
液漏れマザーボードの修理
近くのパーツ屋で、電解コンデンサーを購入。
マザーボードに使う電解コンデンサーは、低ESR(低インピーダンス)品だ。
低格6.3V 1500μFと低格6.3V 2200μF(マイクロファラッド)が欲しかったが、10V品しかない。
容量があっていれば、電圧が高い分には問題ない。値段はちょっと高いけど。10V品を購入。
はんだこては普通の30Wで十分。
既存のコンデンサーの足の部分にこてを押し当て、はんだ解けてきたら、コンデンサーを引っ張る。
片足ずつ、少しずつゆっくり行った。
穴に残ったはんだは、はんだこてで温めながら、反対側からつまようじを刺すと、うまく取れた。
足が通るようになるまで、何回か繰り返す。
電解コンデンサーは極性がある。取り付けの際、向きを間違えると破裂するので注意。
一般に、帯があり、足が短いほうがマイナス(-)。ボード上もマイナス側が白くなっている。
はんだは、足が通っている穴に流し込むような感じで。
はんだこての先を穴に入れて10秒ほど温めてから、はんだの先を溶かし流し込む。
余った足はニッパーで切る。
見た目は多少汚くても、最悪つながっていればOK。
そして、マザーボードに仮組みして、スイッチオン!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
安心するのはまだ早い。朝一時間帯で立ち上がるかが問題だ。
そして、次の日の朝再び電源を投入……。
ヤタ━━━━━ヽ(*´∀`*)ノ ━━━━━!!!!
そんなわけで、無事大手術を終えたPCは、元気に動いている。
クロック数を下げて、省エネ運転で。
5年以上使っているパソコンが、起動しにくくなったら、M/Bのコンデンサーも疑ったほうがよいかも。
もちろん電源や電池の可能性もある。
今回はコンデンサー10個 1000円
ATX電源5000円
マザーボード電池 200円
計、約6000円で、修理完了。
電源も新品だ。しかも静音仕様なので、すごく静かだ。
あと5年くらいは使えそう。
今後も長く使っていきたい。
※ちなみに今回修理したマザーボードは「ECS製マザーボード K7S5A」
昔は人気だったボードらしい。
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