勝ち続ける方法

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何かに夢中になり、その道を極めていく過程で人は成長することができます

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

競技としてのTVゲームが社会から認知される前からゲームに真剣に取り組み、現在はプロゲーマーとして活躍している著者の、ゲームを極めてきた中で得た人生観が綴られています。

ゲームはデジタルです。ネットビジネスとの共通点が多く、興味深く読みました。共感したポイントをネットビジネス・ブログ運営論と合わせて、いくつかご紹介します。

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本能に従った純粋なファイト

「自分の成長」につなげるために何かをやる、という考え方が、私はあまり好きではないです。成長って目指すものなのでしょうか?

私は、何かに真剣に夢中になって取り組んだ「結果」として、いつのまにか付いて来るものが「成長」だと思ってます。でないと、自己啓発マニアになってしまいます。

仕事、スポーツ、ビジネス、ブログなど、すべてゲームにしかすぎないと考えています。夢中になっている人が「成長成長」と念じながらやっている人はいないと思うのです。ビジネスはいかに多くのお金を稼ぐかですし、スポーツはいかに目の前の相手を倒すかに夢中になっています。

本書でも、

勝つことより成長し続けることを目的と考えるようになった。ゲームを通して自分が成長し、ひいては人生を充実させる。

と言いつつ、

人の心を動かすのは、やはり本能に従った純粋なファイトだ

と述べています。ゲームを攻略していく過程は楽しく、その中で得た知見や出会いが、自己の成長に結びつくのだと思います。

特定のスタイルを作らない

その点、僕の勝ち方にはスタイルがない。スタイルに陥らないようにしていると言ってもいい。

強烈なスタイルを作ってしまうと、いわゆる「一発屋」で終わりやすいという事を、お笑いタレントの有吉さんが話していたことを思い出しました。

最初の突破口は必要だとしても、一つのスタイルに固執するのではなくて、次々と自分を開拓していかないと、長続きはしないということです。

ブログも同じで、あるテーマに特化したブログや、スタイルが決まっているブログは飽きられて消費されやすいです。当ブログは雑記ブログです。テーマはその都度旬なテーマに変えるようにしています。

一発屋にならないように、バランス感覚を持って続けていきたいです。

自分が制御できることを頑張る

何より結果は運に左右されやすいので、負け続けたらどうするのか。

大会の結果なんかに価値を置いていたら、成長どころか精神の安定も難しい。

ネットビジネスも似た様な部分があります。ネットの集客は検索エンジンのアルゴリズムに左右されることが多いです。星の数ほどあるホームページの中で、自分のサイトのページが上位に来るのは、なのです。ある意味奇跡に近いものがあります。

しかし、私も含めて多くの人は、ランキング上位を当たり前と考えて、ある日ランキングが大きく変動した時に、パニックになります。

検索エンジンのランキングに左右されるよりも、ボリュームのある良記事を計画的にポストし続けることで、ビッグキーワードではなくロングテールでの集客を意識したほうが良いでしょう。制御できないことに振り回されるより、自分の手で制御できる事に集中したほうが、精神衛生的に良いです。

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運を排除する道を選ぶ

勝ち続ける人間は、運が悪くても勝てる道を追求し続けている人間だ。いわば、運に頼らない覚悟を持っていると言ってもいいだろう

わかったブログは、検索エンジンによる集客偏重に対するアンチテーゼとして運営を開始しました。SEOを意識せず、リピーターを増やすマーケティングを重視しました。ソーシャルメディア台頭の流れにうまく乗る事ができました。

前述したように、検索エンジンは「運」の要素が強い集客方法です。運に頼るビジネスは本当に怖い。一家の生活が、一つの企業のアルゴリズムに左右されるなんて、怖くて夜も眠れません。

リピーターをじっくり増やしていく方法は、運に頼らない戦略と言えます。何においても、「運を排除する方向」で努力することで、より本質的な成果を得られるのだと、再認識することができました。

今日のわかった

インターネットが普及した現在では、好きなことを極めていくことで、ニッチなジャンルでも生活できる仕組みが整ってきたように感じます。支持してくれる人が周りに少なくても、ネットであれば千人くらいの規模になるからです。

仕事は大切ですが、心から打ち込める遊びや趣味も大事にしたいです。好きな趣味を持つことは、人生のリスクヘッジになると思います。

読書2013
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