サイトはお金、ブログは賞賛を集めやすい理由

ミニサイト本のブレイクにより、情報サイト作りが脚光を浴びています。

上手くいけばほったらかし(メンテは必要)で収益化できます。しかし、ある程度のウェブ制作スキルが必要です。

ブログはお手軽に始められます。また、賞賛を得やすい特徴があります。

どちらから始めても良いですが、最終的には、両者を組み合わせるハイブリッド戦略を目指しましょう。

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情報サイトはお金

情報サイトは、特定のテーマに絞って作ります。サイト全体でキーワードを取りにいけるため、SEOが効きやすいです。

検索エンジンからの流入が多くなるため、テーマに合った商品を紹介すると売れやすいです。人々の悩みを解決するようなサイトを作って、その解決方法として商品を紹介すると、売れるのです。つまり、収益化しやすいということです。

ブログは賞賛

ブログは更新してナンボです。更新頻度が多くなると、読者との接触回数が増えます。心理学では、接触が増えると、親近感を持たれやすくなることがわかっています。つまり「ファン」が増えやすいのです。

ファンはブログ記事にコメントして褒めてくれます。赤の他人に褒められることは、普通に生活していたらほとんどないでしょう。お金に代えがたい経験です。

お金と賞賛は、脳にとっては同じ

他人から褒められた時に活性化する脳の部分は、現金をもらった時に活性化する脳の部分と同じらしい。自然科学研究機構生理学研究所の定藤規弘教授と出馬圭世(いずま けいせ)大学院生の研究チームが19人の被験者を対象に、特殊な磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影して比較し解明した。

via: http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-31485920080424

実は、褒められることは、脳にとってはお金を貰うのと同じ作用があることがわかっています。情報サイトを運営しても、ブログを運営しても、得られる満足は同じ性質なものなのです。どちらが良いかという議論は、脳科学的には差がありません。

お金はもらえるけど、褒められない

情報サイトを運営しても、褒められるという方がいるかもしれません。確かにその通りです。運営サイトをオープンにしている方は、読者や知り合いから賞賛を得られることがあります。しかし、検索エンジンからの流入に頼る情報サイトは、賞賛が得られにくいこともあります。

なぜなら、サイトがGoogleのコンテンツの一部として見られてしまっている可能性があるからです。検索からの読者はいち早く自分の問題を解決することしか考えていません。あなたは昨日調べ物をして検索したページのサイト名を覚えていますか? おそらくほとんど覚えていないはずです。ファンがつきにくいのです。

また、情報サイトの運営者の多くは、運営サイトを公開しません。なぜなら、狙っているキーワードがバレてしまうからです。キーワードを知られてしまうと、競争が激化して、収益が下がってしまいます。ひっそりと運営しているところが多いです。運営サイトがわからない人を、尊敬しようがありません。

マズローの欲求5段階説

マズローの欲求5段階説によれば、食べ物やお金といった、人の欲求は生命や生活を守る基本的な欲求が優先されます。それらが満たされると、周りからの承認や自己実現などの高次の欲求が生まれます。

情報サイトで収益化に成功した方は、次第に承認を欲しがるようになります。しかし、運営サイトを公開できないため、収益額を公開するようになります。ところがこれが落とし穴で、お金の話をしてしまうと、一般の読者はドン引きします。

ブログでも、上手く回らないと、収益の話をしてしまう場合があります。読者は離れ、代わりにお金に興味がある同業者ばかり集まってしまいます。

情報サイトとブログを使い分けよう

情報サイトとブログでは、得られるものが違います。

自分の欲求レベルが今どこにあるかを把握して、レベルに合った動きをしていかないと、落とし穴にはまってしまいます。

個人的には、ある程度読者がいるブログを運営して、特定ジャンルの記事が増えたら、再編集してミニサイトを作るハイブリッド戦略が理想だと考えています。

情報サイト作りを目指すなら、和田さんの新著がお勧めです。発売後3日で増刷が決まったベストセラー本です。残念なことに現在Amazon在庫切れ(10/17)です。書店には売ってます。

ブログを運営したい方は、手前味噌ですが、私の新著を読んでいただくと良いと思います。ブログ運営を網羅的に把握できるという評価を多く頂いています。ミニサイト作りについても触れています。

2冊を合わせて読んでいただくと、全体を把握することができます。その上で考えると、実行しやすい戦略を立てることができるでしょう。

【参考】

人気ブロガー本特設ページでは、書評を紹介しています。書いてくれた方はぜひ@kankichiまでご紹介ください。

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