最近noteが流行っています。私の観測範囲では、noteで有料コンテンツを販売して、一旗上げようという方々が多いように感じます。まさに、同業者だらけで、お客さんがいない見本市みたいな感じです。
知名度がある方なら、自分でお客さんを外から引っ張ってきて販売することは可能です。しかし、noteから始めて、いきなり有料コンテンツを売り始める人には、「ちょっと待ったー!!」と言いたいです。
有料化の致命的なデメリット
有料で販売するコンテンツは発表者にとって自信作であるはずです。有料販売してしまうと、届けられる人数は限定的です。無料で公開すれば、多くの人に、自分の実力を知ってもらえます。口コミで広めてくれる人も出てくるかもしれません。
世の中に少しずつ認知されていくことで、自分の信用、ブランドが高まっていきます。ファンが増えて、より多くの人に自分のコンテンツを届けられるようになります。
ところが、成長の途中でコンテンツを有料化してしまうと、自身の影響力の成長が、パタっと止まってしまうのです。もっと時間をかければ、大きくて美味しい果実が実るのに、小さくて熟してない状態で収穫して食べてしまうようなものです。
ネットでコンテンツを買ってくれる人は本当に少ないです。コンテンツの有料販売は、山の中で詩集を売るような行為に近いであることを、理解しましょう。
信用を食い潰す
お客さんからお金をもらうビジネスは、多かれ少なかれ、自身の「信用」を切り崩している部分があります。販売によって信用が減ることがあっても、別のところで信用が増えていれば良いのですが、トータルで信用が減り続ければ、最後は倒産してしまいます。信用は利益の源泉です。
ありがちなのが、過度の売り込みです。人は売り込まれるのを嫌います。自分だって同じことをされたら嫌いなはずなのに、売る側になると、どうしても売り込んでしまうのです。売り込むと信用は激減します。
多くの人にリーチできる状態を作れば、売り込まなくても、買いたい人は勝手に買ってくれます。過度に煽るのもNGです。斬られたことを感じさせない商売。「売らずに売る」を目指しましょう。
有料化を上手くブランドに結びつける方法
自分の商品をゴリ押しするのではなく、お客さんが困っていることを助けてあげましょう。お客さんが失敗してしまったことを、救ってあげるビジネスであれば、お客さんは喜んでお金を払ってくれつつ、信用が上がります。
例えば、メールマガジンのバックナンバー有料化は、良いビジネスです。お客さんには「メルマガ登録をしてなかった」という後ろめたさがあります。それを救ってあげるのです。テレビ局が過去に放映した番組をオンデマンドで有料配信しているのと同じ仕組みです。
インターネットは無料文化です。その中でお金をとっていくには、高いブランドが必要です。むやみに有料化せず、まずは自分のブランドを高めるだけ高めることです。チョコチョコ小金を得ても、しょうがないです。じっくり自分を磨いて、後で一気に取り返しましょう。
【参考】
以前も同じような記事を書きました。
収益化を始めると客は逃げていく ウェブビジネスの鉄則
私のnoteです。
かん吉のnote
コメント
まったくおっしゃるとおりだと思います。
プロブロガーさんがNOTEで成功されているのは
圧倒的な知名度があるからです。
それを普通の方がマネをしても
うまくいくはずがありません。