成功した人が「成功の最大の理由は、努力し続けたことだ」と話すことを、良く耳にします。
確かに、努力は必要です。成功の大きな要因の一つであることは間違いないです。
しかし、努力をしたからといって、全員が成功できるわけではありません。
世の中には、後から手に入れようとしても手に入れられないものが存在するのです。
子供の時期にしか習得できなスキルが存在する
私の住んでいる静岡県は、昔からサッカーが盛ん。40歳を過ぎたパパが、子供へ見本を見せるために、公園で優雅にリフティングをしている姿をよく見ます。
サッカー未経験の人が、40歳過ぎてからリフティングをマスターしようとしても、かなり大変な作業になります。(私は諦めました)
しかし、子供はちょっと練習すれば、ある日あっという間にできるようになってしまいます。
子供の頃に覚えたリフティング技術は、大人になっても残ります。子供の頃にしか習得できない技術というのは、存在するのです。
特に、9歳-12歳の時期は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、脳神経の発達が効率的に行われる時期です。運動能力や語学力を習得するのに、良い時期と言われています。
音楽関連だと、幼児期までが勝負と言われています。楽器を演奏したり、音楽をつくるのに必要な音感は、幼児期に発達するからです。
「ゴールデンエイジ」は、二度と戻ってこない
ある年齢までに習得しておかない能力が存在することを知らず、時間と情熱をかければいつでも取り返せると思っている親の子供たちは、人生においてかなり不利になります。
例えばサッカーのプロ選手を目指したいのであれば、中学生からサッカーを始めても遅いです。ゴールデンエイジの時期に、徹底的に基礎技術を習得しないと、競争に勝てません。(発育の違いで、中学生でもゴールデンエイジの子供は、間に合うかもです)
世界的なバイオリン奏者になるためには、幼稚園生の頃からレッスンを受ける必要があるのです。
勉強にも言えます。算数は「積み上げ教科」と呼ばれ、過去の理解が無いと、次のステップを理解できません。一度つまづいてしまうと、どんどんわからなくなってしまいます。逆に地道に勉強していけば、過去の復習も兼ねるため、確実に能力が上がっていきます。
小学生の頃勉強を放ったらかしで、中学生になってから慌てて追いつこうと思うと、2倍以上の労力がかかります。
後から欲しいと思っても、手に入らない、手に入れにくいものはあるのです。
早期教育はコスパが非常に高い
以前は、子供の早期教育ってどうなの?と思っていました。子供なんて、学校に通って、毎日外で友達と遊ばせておけば、勝手に育つと思っていました。
世の中は進んでいます。私が子供の頃から40年近く経っています。子どもたちが学ぶべき事も増えています。我々と同じ感覚で学習やスキル習得に向き合っていては、競争に勝てません。
しかし、子どもたちに色々学ばせるには、お金も時間もかかります。
そんな状況での必勝法は、「早期教育」です。幼児期や小学生の時期から、勉強や習い事を頑張ってもらうのです。年少期の月謝は安いですし、脳が柔らかい時期なので、習得も速い。コストパフォーマンスが非常に高いのです。
早期教育こそ、一般の家庭こそが、行うべきことだと考えています。
コメント