あなたのブログが7倍読まれやすくなる方法、あなたのブログがつまらない理由と続いた、マーケティング的ブログ運営術三部作の最終編です。
Snowman. / MJTR (´・ω・)
妻のひとこと、
「ブログ記事タイトルに、知らない商品名やブランド名が入っていると、スルーしちゃうわ」
を発端にして、読者は商品名が入っているタイトルに反応しにくいことを調査で証明し、マーケティング理論ともマッチしていることを、述べてきました。
一方、現実問題として、商品名などはSEOのためにタイトルに入れるべきとの意見もあります。
「商品名を入れると、ブログの魅力が低下してリピーターが増えない」
「入れないと、新規のお客さんが増えない」
今回は、このトレードオフを解決する方法を、考えたいと思います。
結論から言うと
ブログ記事タイトルを、後で修正してしまえば良いのです。
最初はSEOは考慮しないで、人々をひきつけるようなタイトルで、公開します。
そして、ブログ内の最新記事リストから記事が消えたら、SEOを考慮したタイトルに修正してしまうのです。
「え?」と思うかもしれませんが、ユーザービリティ的にも優れたオペレーションです。
Terrible Cam Photo Fix by Tucia / Tucia
たとえば、当ブログの記事
最初は、
「AmazonEC2/S3で、LAMP環境の構築(CentOS5.5)」
というタイトルでした。残念ながら、ほとんどアクセスがありませんでした(涙)
「レンタルサーバーを使うのやめます」のタイトルに変えて、ツイッターにポストしたら、すぐにはてブがつきました。
現在は、「AmazonEC2/S3&LAMP&CentOS5」を、タイトルに追加して、SEOを考慮しています。
Desperate Tactics / DaveFayram
読者の入り口に合わせて調整
最初に記事をアップした直後は、検索エンジンからの来訪はありません。RSSリーダーや、Twitter(ブログ更新をポストしていれば)からの来訪がほとんどです。
RSSリーダーの最新記事や、ツイッターのタイムラインには、常に新しい情報が大量に更新されています。
その中で、あなたのブログ記事を選んでもらわないといけないのです。
読者が記事を選ぶときの、判断基準は何でしょう?
そうです。記事タイトルです。
記事のタイトルをざっと見渡して、自分に関係があって、面白そうな記事をピックアップして読んでいるはずです。あなたもきっと!
では、古い記事はどうでしょうか?
カテゴリページを掘り起こしていけば、古い記事を見つけることはできますが、そこまでして過去記事を探す人は居ないです。
古い記事へは、検索エンジンからのアクセスがほとんどです。
新着リストから消えて、旧記事になった時点で、ブログ記事タイトルを修正します。本当は入れたかったww商品名や型番、ブランド名を書き入れます。
検索エンジンで情報を探す場合、ページタイトルの中にキーワードが入っていた方が、「あ、このページには探している情報がある」と感じやすいからです
極端な話し、まったく違うタイトルにしてしまっても構わないと思います。
ブログ記事への読者の入り口はどんどん変わっていきます。RSSリーダーやTwitterといった即時性のものから、検索エンジンへ入り口が移っていく……。
読み手のアクセス方法に応じて、タイトルも最適化したほうが、読み手にとっても便利だと思います。ユーザビリティです。
アクセス解析で、美味しそうなキーワードからのアクセスがある場合は、そのキーワードに合わせて、記事タイトルや、META Keyword、本文にキーワードを追加して、SEOを強化することも有効です。
水車 Waterwheel / “KIUKO”
ブログをころころ回せ!
ただし、SEO対策として商品名を入れるということもある訳でして、一概に商品名やブランド名を外せば良い、というものもでもないのです。
リピーターの獲得ももちろん重要ですが、検索エンジンからの訪問者というのも欠かせない訳でして、そのあたりの配分をうまいことやる必要もある訳ですね。両輪が回って始めて、ブログがころころと走り出すのでね?。
ネタフルさんの名言「ブログがころころ」は、私を含めた普通のブロガーが、そのまま真似しても難しいですが、今回のように、ちょっと手間を加えることによって、ゆっくりころころ転がし始めることは可能です。
「タイトル書換え作戦」を利用して、上手く転がりだしさえすれば、新規の読者さんをじゃんじゃんリピーターに転換して、雪だるまのように、アクセス数を増やすことができるでしょう。
(もちろん、アクセス数が1万/日とかなれば、この必要はないはずです。自ブログのネット上への影響力を感じながら、さじ加減してください)
実をいうと……、この方法は、広く普通に行われています。
「なんだ、こんなことなら前からやっているよ!」とツッコミたい人は多いはずです。
でも、知らない人が知ったら、かなり衝撃的じゃないかなと(実際にわたしも最初は驚いた!どこで知ったかは良く覚えてないのですが)。
意外にも、同じようなことを書いている記事が見つからなかったのです。検索のしかたが悪かったのか、みんな秘密にしていたのかな…w
水に浮かぶ白鳥のように、水の上では優雅に泳いでいるように見えても、水の中では一生懸命に漕いでいる……、
そんなクールなブログ運営をしてみてはいかがでしょうか?
今後は
この一連のマーケティング応用ブログ戦略に関する記事が、各所でかなりご好評頂いています。ありがとうございます。
今回で、三部作は終了ですが、今後も引き続きマーケティング応用ブログ戦略についての記事を更新していきたいと考えています。
とりあえず、いま思いつくのは、
・読み手をひきつけるブログ記事タイトル作成の、具体的手順
・はてブ、RSS、ツイッターとブログの連携ノウハウ
・ブログをメインエンジンとした、人生を豊かにする方法
あたりです。今後ともよろしくお願いいたします!