なにか新しいチャレンジをするとき、最初から考える必要はありません。まずやるべき事は、過去の成功事例を探すことです。
まずは徹底的にパクる
いや、大胆な発想が必要だ!という意見があるかもしれません。簡単に新しいアイデアは、そう簡単には生まれるものではありません。
特許の申請では、まず過去の技術を紹介し、それらの技術とは何が違うのかを明確にします。つまり、既存の技術よりもちょっとでも優位点があれば、特許として認められます。人間社会は、ほとんどのケースで少しずつ技術を進化させてきたのです。
勝間和代さんは、書籍をベストセラーにする法則を事前に徹底的に調べ上げて、「はてブトルネード」というソーシャルメディアの口コミ伝播を利用したと著書「目立つ力」で書かれていました。ネット上で話題になって口コミで広がることで、本は売れるのです。
堀江貴文氏は、先日の講演会で、高校野球の指導者から「堀江さんなら、どのように高校野球チーム」を作りますか?という質問に、「砂の栄冠という漫画の内容を徹底的にパクる」とおっしゃっていました。
砂の栄冠では、野球の技術だけでなく、球場を味方につける方法や、公立校がもっとも甲子園に行きやすいのは21世紀枠であるといった、現実的な高校野球の戦略論がちりばめられています。
他にも開成高校野球部の戦略や、もしドラのノーバント戦法などが有名ですよね。先達が残した役立つ情報は徹底的にパクる(TTP)。その上で自分達なりにアレンジしていけば良いのです。
あるものを組み合わせる
アイデアとは組み合わせです。例えば、前述した高校野球の情報を、サッカーやバスケットに応用しても良いですし、企業組織のリーダーシップ論と組み合わせても良いでしょう。
堀江貴文氏は現代はマッシュアップの時代と言っていました。自分では新しい技術や知恵を作れなくても、それらを組み合わせることで新しい価値を作り出す事ができます。そのためには常に面白い情報を収集できる体勢を作っておくことが必要です。
最近はGunosyやSmartNews、はてブのホッテントリーなど、面白い情報をピックアップしてくれるサービスが充実していますので、自分なりの情報収集フローを持っておきたいです。
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