21年という、人生で決して短くない期間をかけて、1億円を貯めた人のお話を読みました。
ブラック企業に勤められている方で、一億円を貯めて、会社に退職願を叩きつけることを目標に、徹底的に節約をして1億円にたどり着きました。
他の1億円本と異なるのは、投資やビジネスで一発成功したという感じではなく、地道な貯蓄がメインで勝ち取った1億円だということです。
色々な強烈なエピソードが続く内容ですが、蓄財に関しては、地についた、まっとうな内容となっています。資産形成をしている方は、非常に参考になると思います。
共通点が意外と多い
著者の絶対仕事辞めるマン@MaqwgNaJKDOnxGb さんは、2004年に中国株を購入することから、投資をスタートさせたとのことです。
実は、私も中国株から入った口なので、共通してます。しかも、私も同じようにビギナーズラックでそこそこ儲かりました。
その頃読んでいた本、「バフェットの銘柄選別術」であることも同じです。私も読んでました。
この本を読んだ人は、割と固い投資をする方が多いと思います。
月45,000円で生活
新入社員の頃から、月45,000円で生活して、残りはすべて貯蓄に回していたとのことです。すごいです。
と自分の若い頃を振り返ってみると、車にナビを取り付けたときは、支払いがギリギリになってしまって、半月くらいを一万円で生活したことを思い出しました。
納豆を食べたり、100円のハンバーガー2つとビールみたいな夕食で、乗り切りました。独身寮にいたから、可能だったと思います。
そう考えると、月45,000円は決して無理ではないのかもしれません。
お金は精神安定剤になる
仕事がどんなに大変でも、ある程度まとまったお金があれば、いざというときには辞められます。
まずは頑張って、1,000万円貯めろと本書では最初に書かれてます。私も共感します。
無職になっても3年くらいは余裕で暮らせますし、1,000万円を投資で運用すると、プラス10%で100万円増えます。これはかなりのインパクトです。
0から1,000万は大変ですが、チャレンジする価値があると思います。
節約生活を楽しんでいる
絶対仕事辞めるマンが素晴らしいのは、節約生活を楽しんでいることです。
ふるさと納税と株主優待、ポイ活などで、生活費はほぼゼロ円だとか。米はふるさと納税で調達し、納豆や卵などをウェル活で購入しているそうです。
エックスでも、夕食の様子を紹介していて、ものすごくバズってました。世界からも注目されていました。
また、知人から譲り受けたバンをDIYで、キャンピングカーを作ってしまったとか。自作すれば、制作費はタダですし、旅行に行けばホテル代はかかりません。
絶対仕事辞めるマンさんの生活の様子を想像しただけで、楽しそうです。
結婚してみては?
同性としては、魅力的な生活を作り上げている、絶対仕事辞めるマンさんですが、一つだけ気になるのは、独身だということ。
夫婦で働けば、もっと速く資産形成ができたはずですし、生活はもっと楽しいものになったのでは? と思います。
価値観のズレで、結婚までたどり着けなかったというエピソードが語られていましたが、まだ46歳とのことで、諦める歳ではないと思います。
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