投資関連の本は多数出版されていますが、今回読んだ、かぶ1000さんの本は、共感しました。
投資というと、「入金が命!」を語る投資家さんが多いのですが、かぶ1000さんは、資産が一定額以上になったら、入金を控えた上で資産運用をしていく考え方を提唱されています。
耳障りだと感じる方は、ぜひ読んでみてください。投資で成功するには、色々引き出しがあったほうが良いと思います。
投資資産額によって、やることは異なる
資産額によって、考え方ややるべきことは異なります。
例えば、1,000万円以下の段階では、本業+節約や副業などで、まずはタネ銭を増やすことが最優先です。
なぜなら投資は、資産規模が最も効くからです。同じ10%の上昇でも、100万円ならプラス10万円ですが、1,000万円ならプラス100万円、5,000万円ならプラス500万円と、サラリーマンの平均年収を超えてきます。
一方、5,000万円以上になれば、資産を減らさないために、守りに入る考え方も必要になってきます。個別銘柄投資と並行して、インデックスや債権などを組み入れることも視野に入れていきます。
ライフスタイルを見直す
投資資産額が5,000万円を超えてくると、例えば米国S&P500に投資したとしたら、平均年リターンは7%期待できます。つまり、年間350万円切り崩しても、資産は減りません。
こうなってくると、フルタイムで無理に働かなくても、軽作業のアルバイトなどをしつつ、自分のための時間をたっぷり確保して生活することが可能になります。
もちろん、都会に住んで酒池肉林の贅沢みたいな生活はできませんが、地方に質素に住んで、年に2回くらいは旅行に行けるくらいの余裕はあると思います。
入金を減らし、値上がり益で増やす
かぶ1000さんは、本書の中で「ある時期から、追加入金を減らして、手持ち資金を積極的に運用する」と述べています。私は共感します。
「入金命」の投資家さんが多いのですが、私はかすかな違和感を感じ続けていました。入金して資産が増えていくのは当たり前ではないかと。
入金をせずに、手持ち資金を運用することで資産を増やしていったほうが、効率的に資産が増えていきますし、現金比率を高めることで、リスク許容度が上がります。
タネ銭をどう増やすか?
最初の資金をどう貯めていくか、増やしていくか。1,000万円くらいの資金がないと、投資からの恩恵は限定的です。逆に1,000万円あれば、福利の力を利用すれば、20年以上かければ1億が見えてきます。
個人的は意見としては、結婚して共働きするのが、一番お金が貯まると考えています。実際に、我が家も共働き時期が一番お金が貯まりました。
結婚して二人で生活すれば、家賃や光熱費、食費は折半となり、収入は2倍になるので、効率が良いのです。
片方の収入で生活して、もう片方の収入はすべて貯蓄や投資に回せば、3年くらいで1,000万円を超えてきます。さらに副業をすれば、資産はあっという間に増えるでしょう。
1,000万円貯まったらペースを緩めて、子供を作ったり、マイホーム建てたりしてもよいでしょう。充実した人生が待っています。
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