先日デザインの講義を受けた時、「音楽にも黄金率と呼ばれるものがある」という話を聴きました。ヒット曲の法則のことです。
しかし、デザインの黄金率とは違い、繰り返して使えないとのこと。一度使ってしまうと、それを超える次の曲が作れず、スランプになりやすいとのこと。
音楽の「黄金率」とは、何のことでしょうか?
カノンコード
パッヘルベルのカノンという曲をご存知でしょうか? 日本人に人気のあるクラシック曲です。カノンのコード進行は、カノンコードと呼ばれていて、カノンコードで作った楽曲は、聴きやすくて、人気が出やすいそうです。まさに音楽の黄金率です。
愛は勝つ、翼を下さい、TOMORROW、負けないで、明日への扉…。多くのヒット曲がカノンコードになっています。クリスマス・イブは、曲の中にカノンがそのまま入っています。
ちなみに、他にも、王道コード、小室コードというのもあるそうです。
桜ソング
河口恭吾さんが、先日のしくじり先生で「桜ソングを作って一発屋にならないための授業」をされていました。「桜」という曲で大ブレイクしたものの、次のヒット曲が生まれず、苦しんだということです。
日本人は桜ソングが大好きで、需要も多いため、よく売れます。桜ソングも、音楽の黄金率と呼べるでしょう。しかし、桜ブーストがかかっている分を見越しておかないと、とんでもないことになるのです。
適度に負けておく
なんでも売れ出すと、売れることだけを繰り返すようになります。ところが、消費されてしまうと、すぐに飽きられてしまいます。売れている時に、あえて他の方向にもチャレンジしておくことも大切です。適度に負けておくのです。次へのネタを仕込むと同時に、消費を遅らせる意味もあります。
とはいえ、テレビの仕事は、視聴率が勝負なので、一番売れているネタをやらされます。そんな中でも、自然な自分を出していく気持ちがあれば、黄金率を超えて、第二、第三の成果が生まれるはずです。
コメント
こんにちは。
ヒット曲の黄金率とブログの
黄金率、なにか近いものが
ありそうですね。
適度に負けておくというのは
なにかブログでも取り入れられ
そうなので、こちらも頭に入れて
おきます。ありがとうございます。