安定した経済基盤を作るには、とにかく早く1,000万円を作って、時間をかけてじっくり投資をして、含み益を増やしていくことが大切であると、先日ポストしました。
では、1,000万円をどうやって貯めるか? 若いうちは給料も安くて、まとまった貯金はできませんし、若いうちに経験したいこともたくさんあり、お金もかかる状況で、充実した生活をしながら無理なくお金を貯められる、唯一の方法をお伝えします。
ジャックとジルの話
ジャックとジルの話を知っていますか?投資界隈では有名なお話です。
弟のジャックは18歳から25歳まで、50万円ずつ8年間投資しました。投資総額は400万円です。その後はほったらかしにしました。
姉のジルは26歳から65歳まで、50万円ずつ40年間投資しました。総額は2000万円です。
投資している銘柄はどちらも同じで、年平均リターンを10%と仮定しています。※過去のデータから、S&P500に投資すれば、平均年利10%で運用できます。現実的です。
65歳での資産はどちらが多いでしょうか?
【結果】
- 弟ジャック 2億5878万円
- 姉ジル 2億2129万円
なんと、400万円しか入金していない弟ジャックのほうが、3,000万円以上多くなりました。
投資は、投入金額以上に投資期間が重要です。長期投資のパワフルさが身にしみるお話です。
1,000万を若いうちに貯める
ジャックのように、25歳で400万円は厳しいかもしれません。高卒で自宅住まいであれば、6年間あればなんとか貯金できるかもしれませんが、かなり節制しないと、たどり着けないでしょう。大卒だと2年間しかないので、かなりきつそうです。
では、25歳で400万円は無理でも、30歳で1,000万円はどうでしょう? 少し余裕が出てきますよね。それでも、それなりの節制は必要となります。
若いうちは若いうちにしかできない遊びをしたいと考えれば、なかなか厳しい目標には変わりません。
しかし、厳しい節制をしなくても、楽しい生活をしつつ、お金をたくさん貯める方法が一つだけあるのです。
結婚して、共働きをする
それは「結婚」です。パートナーを見つけて、一緒に生活するのです。
結婚した直後は、まずは共働きします。収入は倍になります。片方の収入で生活して、もう片方の収入は貯金や投資に回すのです。
2人で生活するので、家賃や光熱費などの生活費は折半できます。食費も自炊をメインにすれば、かなり減らせるでしょう。お互い一人暮らしをするよりも、生活コストは圧倒的に下がります。
そもそも、好きな相手と一緒に住んでいること自体が楽しいのですから、旅行やデートの回数は減るため、交際費はかなり減ります。
収入にもよりますが、共働きで働けば、3年くらいで1,000万円ぐらい貯金できると思います。
生活コストを減らし、時間を味方につける
先日の記事の通り、1,000万円を投資に回して放っとけば、20年後には7,000万円ほどに増えます。無理のない範囲で積み立てを続ければ、1億円も見えてきます。
安心して子供も作れますし、地方ならマイホームも建てられます。お金のかかる時期は、投資する必要はありません。若い頃に作った 1,000万円が勝手に増えていくからです。
とにかく、なるべく早く結婚をすることです。特に子供が欲しければ、生殖機能的にも早いほど良いです。大卒の23歳くらいで結婚するのがベストです。
日本は人口がどんどん減っています。結婚することの経済的なメリットをもっと知るべきです。早く結婚して、短期間で経済的な基盤を作れば、効率よく、豊かな人生を送ることができます。
若者が持っている最大の武器である「時間」を、最大限活用するのです。
充実した生活を送る
結婚したら、自由がなくなって、何もできなくなるようなイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
事前に、パートナーとは話し合って、共働きしている間は、やりたいことはお互いに自由にやれるよう、意識を合わせておきましょう。
何をするにしても、若さを最大限利用すべきです。例えば、海外旅行に行くにも、ビジネスクラスで行く必要はありません。そんな贅沢をするくらいなら、格安航空券で2回旅行にいきましょう。
若ければ、多少の窮屈や困難は我慢できますし、若い頃の苦労した経験は、武勇伝になります。お金をかけるのではなく、若さと知恵でなんとかしましょう。
お金をかけた贅沢は、資産がたっぷり増えた50歳以上からです。雪だるま式に増えた資産は、いくら旅行しても減らず、逆に増えていきます。
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