ネット上でビジネスを行う上で、ランディングページの知識は不可欠です。いくら見栄えのよいWebページを作っても、商品が売れなければ話になりません。
ものごとには基本があります。もちろんビジネスにも基本というものが存在していて、基本を知っているのと知らないのでは大きな差が生まれてしまいます。
ランディングページの教科書 売上をガンガンあげるWeb制作 8つのコツ
本書は、ネットビジネスを実際に運営して、高い成果を上げられている5人の方々の知見を集約して書かれています。
まず、基本を学んでから、独自の工夫を加えていくと、効率的にビジネスを進められるでしょう。
ランディングページとは?
1ページで、商品の詳しい情報を知り、購入申し込みまでできる縦に長いページのことです。クリックで別のページに遷移してしまうたびに、コンバージョンが下がると言われています。ランディングページでは、購入まで1ページで一気に持っていけるため、コンバージョンが高いです。
コンバージョンの高いランディングページを作らないと、いくら集客してもザルで水をすくうような状態になってしまいます。
本書を元に、ランディングページを作れば、平均以上のページを作ることが可能でしょう。
一番大切なのは集客
ランディングページの運用は、実際に集客してみて、反応を見ながら微調整する必要があります。
ところが、集客自体が少ないと、調整が上手く行きません。
本書では、すぐに集客できるネット広告について詳しく紹介されています。特にリスティングとディスプレイ広告については、専門家の詳しい知見が説明されていて、勉強になりました。
最後に、アフィリエイトを利用した集客についても説明がありました。アフィリエイトはアフィリエイター、ブロガーと時間をかけて信頼関係を作っていくことが大切なので、難しい手法ではありますが、上手く回りだすと非常に効果が高いです。
SEOの内容は全くなし
ネットビジネスの集客というと、SEOが筆頭に挙げられると思うのですが、本書では取り扱っていません。
ソーシャルメディアの活用については、SNS映えする写真について記載がありました。
「ビジネスとはサイエンスでなくてはならない」という言葉があります。検索エンジンからの集客は水ものです。制御不可能なものに集客を託すことは、ビジネスではなくギャンブル的な側面が強くなってしまいます。
確実に集客できるリスティング広告やディスプレイ広告をメインに運用していくことが、ネットビジネスの基本なのだと感じました。
もちろん、SEOは費用対効果の高い集客方法なので、平行して取り組んでいくべきですが、あくまでボーナスとして考えるとよさそうです。
最新のネットビジネスフローを網羅
あびるさんは、私にとってビジネスの師匠であり、本書の出版を聞いてから、とても楽しみにしていました。文字が大きく、サラサラと読めてしまいます。本のページ数も200ページほどで、分厚い本という感じではありません。
内容が薄いわけではありません。あびるさんの本の特徴なのですが、具体的な作業方法は「○○○○」のキーワードで検索してください、となっているからです。本書は本当に重要なアウトラインのみになっています。
最新のネットビジネスフローが網羅されていますので、ネットでビジネスをしている方、これからしたいすべての方に読んでいただきたいです。
本書は著者のあびるさんから送って頂きました。ありがとうございました。
コメント