人前で話すとき、できればかっこ良く話しをしたいですよね。
いくつかの勉強会に参加しているため、人前で話したり、プレゼンをする機会が結構あります。人前で話すことに苦手意識を持っていて、「もっと上手くなりたいな」と思い、本書を手を取りました。
特に「プレゼンはスライドを用いないのが理想」は、本当に目からうろこでした。
スライドをまったく用いないのが最善
プレゼンと言えば、スライドを使わなければいけないものだと思っていたので、衝撃的でした。
確かに、書いてある文章を読み上げるためのスライドなら、必要ありません。スライドを極力用いないことで、聴衆の五感はすべてスピーカーに集中します。
スライドがないので、スピーチを全部丸暗記してしまうと、ライブ感が無くなってしまいます。言葉を正確に話そうとするのではなくて、会話の延長で、話の流れの中でメッセージを伝えるようにしていきたいです。
自分以外の誰かをヒーローにする
プレゼンは、自分の成果を発表することが多いです。自分の話だけしてしまうと「自慢話」の形になってしまいやすく、聴衆側としては苦笑するしかありません。
どんな成功も、自分一人の力で成し遂げられることはありません。周りからのサポートに注目して、ストーリーを組むことです。
聴衆の心の中にスッと入って、説得力のあるプレゼンになります。
失敗から乗り越えたストーリー
苦難からの逆転ストーリーは面白い物語の典型です。
人生はトラブルがつきものです。失敗を克服してV字回復するストーリーはみんなの大好物です。聴衆は自分の人生をより良くしよう考えているのです。
人生のヒントとなるようなエピソードを必ず入れることを心がけたいです。
みんなあなたのプレゼンがうまくいって欲しいと思っている
プレゼンで一番大切なのは「笑顔」です。プレゼンターが、緊張でこわばった顔をしていると、聴衆の表情も固くなります。プレゼンターが笑顔だと、聞く側も安心します。
作り笑顔でも良いので意識的に笑顔を作ると、心身の緊張を弱めることができます。会場の緊張感も緩むので、間接的にも自分の緊張を弱めてくれます。
普段話すのと同じように、時おりジョークも入れながら、リラックスして話せるようになりたいです。
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この他にも、TEDの十戒や、プレゼンの始まりから終わりまでの構造などについて、コンパクトにまとめられています。一冊手元に置いておきたい本です。
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