成功や幸せになる方法は、精神論だけでなく、心理学などの学問的アプローチからも、詳しく研究がおこなわれています。書籍も多く出版されています。
自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方 (Sanctuary books)
自己啓発の名著50冊の内容を、マンガも取り入れて、ポイントを押さえて紹介している本です。まずは本書で全体を俯瞰して、自分に合った本を探してみると良いと思います。
個人的に気になったノウハウを、5つ紹介します。
買う前に一週間かけて吟味する
となりの億万長者によれば、100万ドル以上の資産を持ついわゆる「億万長者」さんは、高級車を乗り回し、高級時計をたくさん持っているような人ではなく、140ドル以上の靴を買ったことがない「普通の人」なのだそうです。
お金は使えば無くなってしまいます。使わなければ貯まっていきます。小学校一年生でも分かる、足し算と引き算の話です。お金持ちになる基本は、驚くほどシンプルです。
億万長者の多くは、「お金を使わない」から、多くのお金を持っているのです。いくらお金を稼いでも、穴が空いたバケツを使っていたのでは、ガシャ漏れです。
「見栄」のための消費を減らして、本当に必要なものだけにお金を使うようにしていけば、自然とお金は貯まり、億万長者へ近づくのです。
黙って話を聞く
言いにくいことをうまく伝える会話術では、「自分のストーリーの他に、相手も異なるストーリーを持っている」ことを、認識することが大切だと言っています。
人は、自分を受け入れてくれる人を評価します。自分の事を無視する人を信用できませんよね。よって、他人を話をするときは、相手の話をしっかり聞いて、相手を受け入れる姿勢をとることで、心証がかなり変わってきます。
日々のトラブルの多くが、他人とのコミュニケーションの失敗から起因しています。まずはしっかり話を聞く。自分の意見を言うのは、それからでも遅くはないはずです。
紙に願望を書く
思考は現実化するで、ナポレオン・ヒルは、「具体的願望を紙に書く」「紙に書いた文章を毎日、大きな声で読む」ことが大切だと述べています。深層心理に刻まれて、願望が叶うように自然と体が動くようになるとのこと。
考えることは書くことだとよく言われます。書くことで頭の中が整理されていきます。
「何をしたら良いのだろう」と、漠然と不安に感じていた時、頭の中の気になることを書き出してみたら、本当にやるべきことは3つしかなかったということもあります。書いて言葉にすることで、目標が明確になり、具体的な行動に繋がります。
世の中、問題が設定できれば、8割解決できたと言われます。「何をすべきか」を、人は意外と理解していないのです。
墓標に書く文章を決める
成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネスによれば、「あなたの人生を象徴する一文を墓石に刻むとしたら、あなたはなんと刻むでしょうか」の答えこそが、人生をかけて目指すべき目標になるとのことです。
人は、自分の死を意識することで、本当にやるべきことが見えてきます。もし余命一か月と告げられたら、なにをやりたいですか?
今は我慢して、定年してから色々なところに旅行しようと思っていても、定年したころには、病気で体を壊して、外出できない体になっているかもしれません。やりたいと思ったら、すぐに実行していくべきです。後悔しても遅いです。
「やる!」
本書には50もの人生を変えるノウハウが紹介されています。結局のところ、どれも「やる!」ということです。自ら行動しなければ、チャンスは掴めません。誰も、あなたを引き上げてくないのです。
まずは、何かを始めてみる。結果をフィードバックしていく。ただ傍観するのではなく、すこし前のめりになってみる。気になることには、手を上げてみる。
まずは、気になっていることを、紙に書きだしてみてはいかがでしょうか?
本書は編集者さんから頂きました。ありがとうございました。
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