2014-2015年シーズン緒戦。しまだ大井川マラソン2014を走ってきました。
前半から積極的にペースを上げるレースプランで臨みました。結果的には後半大きくペースダウンしてバテバテ。
結局、例年と同じ展開になってしまいました。
プライベートベスト更新はなりませんでしたが、3’33″12(ネット)で、2年ぶりにコースベストを更新できました。
リバティの悪魔
リバティのコースは河口の折り返し20km地点までは、ゆるやかに下っています。足が軽いので、ペースが上がっていきます。
ところが折り返すと、いきなり登りになるため「あれ?」っと思うくらい、前に進まなくなります。
後半ペースダウンするのは分かっていたので、前半貯金を作ろうとペースを上げるしかない。けど、結局それが仇になるという……。しかも10月末の静岡は気温が20度以上に。まさに八方ふさがりのレース。
今回もリバティの悪魔にハマってしまいました。
脱水の問題
今期は前半からペースを上げていく戦略をとっています。案の定、25km付近から脚が重くなって失速しました。同時に脱水が始まりました。今に始まったことではなくて、ネガティブスプリットで走らないと、いつもこうなります。
脱水を失速はいつも同時に起きるので、おそらく脱水することが足の筋肉が動かなくなる原因なんだと思います。
しかし、単位時間あたりの水分の吸収量は決まっています。オーバーペースや気温上昇で、給水量に対して発汗のほうが多くなってしまうと、確実に脱水します。前半からのペースアップは、自分の発汗量と給水のバランスを見ながら調節する必要があると思いました。
日々のトレーニングでも、前後の体重を測定して、どれくらい発汗するのか記録を取ってみます。
レースレポート
雨予報にもかかわらず、朝から晴天。気温が上がりそうで、一抹の不安がよぎる。
スタートロスは20秒。延長されたスタート直後のストレートを快調に飛ばしました。いつも渋滞する右コーナもスムーズに通過して、リバティまで4″40/kmくらいでじっくり走りました。
すると、ライバルの知人にパスされる。4″30/kmくらいで入っているとのこと。リバティに入るまでは我慢と自分に言い聞かせる。
6kmくらいからリバティの本コースへ。軽い向かい風でも下り基調なので、スピードを上げる。4″35-40くらいで河口の折り返しを目指しました。
リバティは本当に走りやすいコースです。ドンドン距離を伸ばして、あっという間に20km地点の折り返しに。幼稚園児の鼓笛隊の応援が心に沁みました。給水をしてさあ、17km先の折り返しを目指すぞ!
……、と意気込んだところ、いきなり前に進まなくなる。いわゆる「リバティの悪魔」ってやつです。前半下り基調で、脚はすっかり軽くなっていたところにズシリときます。なぜか、帰りも向かい風のような気がしました。横風だったんでしょうね。
ラップは4″50/km台に。28kmからは5分台に突入。33kmからは5″30/kmも切れなくなりました。
30kmくらいでようやく気が付きました。「今回もやってしまったorz」
あとはいつもと同じ、自問自答の走りです。なんでいつもこうなってしまうのだろう。それでも、腰のスイングを使った走りを色々試しながら、踏ん張りました。
28kmと34km、ゴール前で、妻と子供が応援してくれました。かなり苦しいところだったので、助かりました。マラソンは孤独な競技。応援は力になります。
32km地点で残り10kmということで、たまらずショッツでカフェイン投入。その先の私設エイドでコーラをもらって、ちょっと元気になりました。
ようやく38kmの折り返し。残り4kmと思うと、かなり気持ちが楽になります。
しかし、脚はもう限界。いつ攣ってもおかしくない状況です。両肩をがっちり開いて、腕の振りを使って脚を運びました。
ラストはちょっとだけペースを上げて、ゴール!!
ネットタイム3’33″12。サブ3.5はできませんでしたが、コースレコードを2年ぶりに更新できました。
後半失速しましたが、前半は思い通りにスピードを上げられました。来月のつくばマラソンに向けて、良い叩きになりました。
来月のつくばマラソンに向けて
今回は、新しい自分を探しに「前半から積極的に飛ばす」というプランでしたが、無理があったようです。
しかし、前半からスピードを上げていかないと、タイムの伸びは限定的です。シーズン初めに自分の限界を知れたことは、次につながります。
来月のつくばマラソンでは、最初の5-10kmは5km24″00で入って、その後スピードを上げていくプランで行こうと考えています。
やっぱり私の基本はネガティブスプリット。長い末脚を使えるように、インターバルとビルドアップを積極的に入れていきます。
あと体重調整も。今回は66kg前後だったので、来月は64kg台まで絞りたいです。
しまだ大井川マラソンはお勧めのレース
スタートは島田駅近くでアクセスが良いレースです。
レースの荷物の受け渡しは完璧。受け渡し場所に近づくと、向こうから荷物を持って歩み寄ってきてくれました。こんなレースはありません!
大エイドステーションは今年も大盛況だったようです。
ゴール地点も出店がたくさん出ていました。藤枝MYFCが子供向けのキックボーリングをやっていて、息子たちも楽しんだそうです。応援の家族も待ち時間の間楽しめます。
打ち上げは島田駅前の「仕事人」さんへ。個室で飲んでいたら、島田市長が挨拶に来てくれました。
しまだ大井川マラソンのコンセプト「おもてなし」は、言葉だけではなく、徹底されていると感じました。
島田市は川越遺跡をはじめ、大井川鉄道のSLや蓬莱橋など観光の名所が多いです。実は和菓子も美味しいところで、銘店が多いです。我が家は昔から島田市ファンです。
マラソンだけでなく、ぜひ観光にも訪れてもらいたい街です。
【ラップ】
10km 46″28(4″38/km)
20km 46″24(4″38/km)
30km 49″54(4″59/km)
40km 57″39(5″45/km)
ゴール 13″46(6″16/km)
1 4″38
2 4″39
3 4″45
4 4″32
5 4″34
6 4″44
7 4″32
8 4″35
9 4″32
10 4″36
11 4″35
12 4″36
13 4″47
14 4″38
15 4″35
16 4″40
17 4″34
18 4″38
19 4″40
20 4″33
21 4″31
22 4″41
23 4″52
24 4″50
25 4″54
26 4″58
27 4″53
28 5″15
29 5″08
30 5″30
31 5″27
32 5″20
33 5″44
34 5″59
35 5″46
36 5″48
37 5″55
38 5″56
39 5″37
40 5″50
41 5″58
42 5″46
goal 5″27
ビデオに写っていました。8:40秒くらいから。赤いウェアです。