子供に習い事をさせているご家庭は、目的を、いま一度確認してみてください。
スポーツなら、体を動かすことが目的でしょうか? それもあるとは思いますが、本当の目的は「上達」して欲しいのではないでしょうか?
上手くなって欲しいのであれば、ただスクールに任せているだけではなく、親がしっかりサポートしてあげることが大切です。
スクールに任せるだけでは、子供は上達しない
子供をスクールや塾に通わせておけば、先生が手厚く教えてくれて、子供は上達していくと思うかもしれません。
しかし、実際には、一人の先生が多くの子供を教えるケースがほとんどです。当然、一人ひとりを細かく指導することはできません。
個人レッスンが理想ですが、費用が跳ね上がるため、一般家庭には難しいのが現実です。
コーチは絶対ではない
何ごとにも基本はあります。基本を学ぶことは大切です。
そして、一人ひとり骨格が違い、考え方が異なるので、カスタマイズが必要です。
先生は、自分が上達した時の経験を元に指導するため、自分の成功体験に生徒を引き込みがちです。子供に合えば良いですが、合わない場合は効率が悪いです。
コーチの指導方法が絶対ではないことは、念頭においておきましょう。
親が子供をしっかり見る
子供が効率よく上達するためには、まず親が子供のことをしっかり見ることです。
自分の子供だけを見続けられるのは、親しかいません。親が最強のコーチです。
ずっと見ていれば、素人なりに弱点や改善点が見えてくるはずです。それを子供に伝えてあげましょう。先生に相談してから伝えると、さらに良いでしょう。
できるかぎり、習い事の見学に行く。見学中は、ずっとスマホをいじっていたり、他の親とおしゃべりをしていることだけは、やめましょう。
自主練習が一番伸びる
勉強は学校で習うだけでなく、自宅で復習すると学力が伸びます。
習いごとも、勉強と同じように、復習をすると伸びます。自主練習の様子を、できる限り親が見てあげましょう。
とはいえ、スクールの様にガチガチの練習である必要はありません。遊びの要素を入れながら、ゆるくやればよいでしょう。遊びの中で学ぶのが、一番上達します。
回数を増やす
当たり前の話ですが、習い事は週1回よりも、週3回の方が上達が速いです。上達を望むのであれば、週2回以上同じ習い事をさせるべきです。月謝は高くなりますが、上達が速いので、実質的には安くなることが多いです。
特に子供の10歳前後は、ゴールデンエイジと呼ばれていて、吸収が速いです。中学生になれば、後は自分で工夫してやっていけるでしょう。それまでの間は、親との二人三脚で、使えるリソースを惜しみなく注ぎこむことが大切です。
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