検索エンジンからの集客を期待したブログ運営は、将来的に行き詰まる運命にあります。
ネットのルールは変わっていくのです。
理由1:ソーシャルメディアの台頭
数年前から、ツイッターやフェイスブックページといった、伝達力の強いソーシャルメディアが台頭してきました。ブログは表現力は抜群である反面、多くの人に広める手段を持っていなかったため、逆に表現力の乏しいソーシャルメディアとの補完関係を築き、ブログ記事を広く拡散、バズを発生させられるようになりました。
それまでのブログのメインの集客手段は、検索エンジンでした。ランキングアルゴリズムの中心はリンクグラフです。検索エンジンは優秀な論文が多く引用されていることからヒントを得て、リンクを人気投票と見なして、被リンクの質・量を参考にコンテンツをランキングしています。
ソーシャルメディアの台頭により、ソーシャルメディアで拡散する記事は、より多くの人の目に触れるため、短時間で多くの被リンクを得られるようになりました。これからの時代は、ただ記事をポストしただけでは、ソーシャル上を流通する記事に被リンク数で勝てないのです。
理由2:検索エンジンの性能アップ
最近の検索エンジンは、タイトルに頼らずとも記事の内容を理解できるようになってきているそうです。
例えば、ある商品の紹介を紹介している記事で、商品名がタイトルに入っていなくても、なんの商品に関する記事なのか、検索エンジンは判別してくるということです。
昔から更新しているブログほど、タイトルに商品名を入れていると思います。ソーシャルメディア以前は、検索エンジンが主な集客源だったからです。今は問題はありませんが、将来的にはランキングが下がってしまう可能性はあります。検索エンジンからの過去記事へのアクセスに頼るブログ注意が必要でしょう。
ネットはゲームのルールがコロコロ変わる
昔は良かったルールでも、いきなり覆されるのがネットのルールです。例えば、以前はよかれと思われていた相互リンクは、いまではスパム行為と見なされています。
検索ランキング上位のための直接的な行動、つまり「検索エンジンがこの世に存在しなかったら決してやらない行為」は、すべてスパムと考えてブログを運営したほうが良いでしょう。
世の中の本質を見据えた活動をする
結局のところ、ネットに限った特別なテクニックなどは存在しません。ネットはリアルにどんどん近づいていてます。普段の生活の価値観で、ネットでも自然に行動することが一番です。
人が喜ぶことをする。人が嫌な思いをすることはしない。読者との信頼関係を蓄積していくことです。読者が増えれば、ソーシャルメディアでの拡散がしやすくなり、リンクが増えて、結果的に強力なSEOになるのです。社会的な一般常識に基づいた活動の蓄積が、大きな力となるのです。