富士山の登りで気づいた「疲れないフォーム」を、ロードのジョギングにも応用しています。
足の筋肉を使わず、お尻の筋肉を使って走るフォームです。大きな筋肉を使うため、足が疲れにくくなります。
お尻で走るフォームの作り方
骨盤を立てると、お尻の筋肉を使えるようになります。ちょっとお尻を後ろに突き出すようなイメージです。
上体が前に倒れ気味になるので、胸と肩を開いてアゴを引いてバランスを取ります。上半身が腰の真上にしっかり乗る感覚をつかめるはずです。
後輪駆動車のように走る
まずは骨盤を立てて歩いてみましょう。骨盤を立て胸を開いてあごを引いて歩くと、お尻で上半身の重さを支える感じになります。これまでよりも、お尻が大分後ろにあるイメージがあると良いでしょう。
ゆっくり走りだしてみます。お尻や腰がいつもより後ろにあり、足も後ろで回っている感じになります。自動車で言うと後輪駆動のようなイメージです。これが「お尻で走る」の形です。
サバンナに住むガゼルの後ろ足をイメージするのも良いと思います。脚の先は細く、お尻の筋肉で走っています。
お尻で走って、強いトレーニングをするとお尻が筋肉痛になります。ふくらはぎ等の筋肉痛はひどくなりません。より体幹の大きな筋肉を使えている証拠です。
お尻で走ると姿勢の矯正にもなる
毎日30-1時間ほど骨盤を立ててお尻で走ることは、姿勢矯正にもつながります。
姿勢矯正はある程度の時間をかける必要があります。姿勢矯正の体操を一時間行うのはキツイですが、走りながらなら可能です。
正しいランニングは、体の動かし方を根本的に変えてくれます。もっと早く知っていれば、人生変わっていたかもしれません。