最近、スマホで済む話、スマホのほうが便利なことが多くありませんか?
ウェブサービスの開発・運営を生業にしている身としては切実な問題です。
これからは、スマホ版のサービスが最優先で、PC版は無くても良いという意識でやっていかないと、本当に時代に取り残さます。ゲームのルールが、いつの間にか書き換えられているのです。
何が起きているのでしょうか?
銀行口座開設がスマホで完結
先日、新生銀行の口座を開設しました。ネットから申し込むのは普通ですが、新生銀行はスマホのアプリから申し込めるのです。
必要事項を入力し、署名や印鑑はカメラでカシャ。書類を封筒に入れて郵送する必要はありません。
オフィシャルな申し込みの手続きも、今後はスマホが主流になっていくでしょう。
書籍もスマホで読む
Kindleを筆頭に、電子書籍が普及してきています。電子書籍はスマホでも読めます。無料アプリが用意されています。
電子書籍用の端末をわざわざ購入しなくても、大画面化が進む最近のスマホなら、十分読めます。電子書籍はダウンロードしておけば、電波は必要ありません。どこでも読むことができます。
連絡手段はメールからLINEへ
電子メールはスパムメールで汚染されています。知り合い同士の連絡は、スマホ&ラインになってきています。知らない人からのメッセージは来ないので安心です。
会話形式で、やりとりも見やすいです。
ソーシャルメディアはスマホが使いやすい
フェイスブックやツイッター等の、タイムライン系のソーシャルメディアは、スマホの方が操作しやすいです。
撮った写真は、移動せずにそのまま添付してポストできます。
タイムラインを、指のスワイプでスイスイ送れるところがいいですね。
これまでのネット収益モデルが崩れた
スマホバンザイ!と行きたいところなのですが、ウェブサービス開発・運営を生業にしている身としては、切実です。知らないうちに、ゲームのルールが書き換えられている感じです。
銀行口座開設のような資料請求系は、単価の大きい広告です。しかし、アプリから申し込みをされてしまうと、従来のCookieによるダイレクトなトラッキングができなくなります。
スマホは各アプリにブラウザ機能があって、例えばツイッター経由での閲覧者は、ツイッターのブラウザで記事を読みます。
ブラウザが分散されると、Googleアドセンスが得意な「リマーケティング」が利用できないのです。閲覧履歴から興味のありそうな広告を選んで、追っかけてくるやつです。
ウェブの閲覧の2/3がスマホ経由になってきて、興味の薄い広告ばかり出て、アドセンスを踏んでくれないのは、致命的です。
【参考】バズでAdsenseが儲からないのはスマートフォンのせい
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そもそも、スマホはPCとは操作方法が異なります。タップ&スワイプです。大きな違いです。
これまでのネット収益モデルではカバーできません。
練り直しが必要です。
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