今の男子サッカーU-17日本代表が、かなり強いらしいです。日本代表がどのように強いのかを分析した記事がありました。
集約すると「究極のリアクションサッカー」であることに尽きる。
どういうことかというと、吉武監督からも選手たちからも「自分たちのサッカーをする」という合言葉は聞こえてくるのだが、それが「相手の存在を無視したサッカー」とはならず、「相手を見て、判断・相談するサッカー」、つまりは相手の存在を意識したアクションを起こすからこそのリアクションサッカーになっている。
「究極のリアクションサッカー」
この言葉に、ビジネスにも通じる強いコンセプトを感じました。
相手を観察して戦術を決める
男子サッカーU-17日本代表の選手達は、しっかりとした技術を持っているのはもちろん、その上で究極の戦術の元で戦っているというのです。その戦術とは「相手が守っていないゾーンを攻める」というシンプルなもの。
スポーツ界ではよく「自分たちのプレイをするだけです」といったインタビューを耳にします。男子サッカーU-17日本代表の選手達も同じような答えをするそうですが、そのプレイ内容は固定されたものではなく、は相手の出方によって攻める場所を変えるという、柔軟なサッカー。
実際に試合を観たことはないのですが、強い頃の鹿島アントラーズのようなスタイルなのかなと。攻めてよし、引いてよし。相手チームを観察して、常に相手の隙を突いてゴールを狙っていくサッカーなのでしょう。
時代に合わせてつくる
要するに、ジブリの人たちは、「そのときにつくりたい作品を、その時代に合わせてつくっている」ということだと思います。
引用の引用になってしまいましたが、名作アニメを世の中に送り続けているスタジオジブリですら、「これをやりたい」という信念だけではなく、世の中の流れにしっかり合わせてアニメを制作しているのです。U-17の究極のリアクションサッカーに通じるものを感じました。
どこにいればゴールをあげられるか、常に読む
日経新聞にも、興味深い記事がありました。
私が滑っていく先はパックが向かおうとしているところだ。パックがあったところではない。
via: 2013/10/22日経新聞朝刊
アイスホッケーのカリスマ的選手、ウェイン・グレツキー選手の言葉です。スティーブジョブズもこの言葉が好きだったそうです。
足下でパックを貰っても、ディフェンスに読まれてしまいます。ゴールを狙うには、ディフェンスの位置を把握して、ディフェンスのマークが外れた位置で自分が一番得意な体勢でパックを貰わないと、得点には結びつかないのです。
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「自分の信念を貫く」ことは大切です。そして、周りをよく観察して、戦術を変えていけることはもっと大切です。
ミッション・ビジョンといったコアな部分は芯を通しつつ、状況によってやり方を選択していく「究極のリアクションビジネス」を目指したいと思いました。
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