勝間 和代さんの効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法を読んだ。
私にとって、すごくしっくりする本だった。
【世代が近い】
世代人口が多く、受験や就職がすべて競争だった我々にとって、勝間さんの馬力あふれる手法は、心地よい。
【フレームワーク力】
「フレームワーク力」が大事だと主張されている。
原理原則や本質を見極めて、それを元に思考や行動をすることだ。
当ブログは、その名の通り、日々の「わかった」から、原理原則を見つけていくことを目標にして、アウトプットしてきた。
【買わない本は読まない】
気になった本はどんどん買え、と主張されている。
勝間さんは一ヵ月15万円の本を購入されているそうだ。そこまでは行かないけれど、私も気になった本はすぐに購入してしまう。年間20万円以上、書籍費を計上している。
【情報はGiveすべき】
すごく同感。多くのサイトを運営してきて感じることは、人々は有用な情報にしか振り向かないということだ。人間関係でも同じことが言えると思う。
【その他】
使用するPCはノートパソコン。機種はLet’s Note。
禁煙経験があり、自転車好きで、ポータブルプレーヤーを愛用するなど、本当に共通点が多い。
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勝間さんの方法は、色々とやることが多い。これらを全てできる人が居るのだろうかという声もある。
しかし、勝間さんの主張は一貫したコンセプトでくくれると思う。
それは、「日ごろから、自分の行動や考え方を一つ一つ吟味し、工夫して、より良いものに改善していくことを繰り返す」ということだ。
トヨタの生産方式のように、各部の無駄を省き、少しずつ改善して効果を積み上げていく。
やり方そのものを360°変えてしまうような、かっこよいものではない。かなり泥臭い方法だ。
しかし、トヨタは、ちりを一つ一つ泥臭く集めて、毎年一兆円以上の利益を上げている。
そういえば、わかりやすいだろう。
会社員時代に、生産技術部で生産効率を上げる研究をしていたので、その辺は皮膚感覚で理解できる
特に「フレームワーク力」という言葉は、私が日ごろ意識してきた概念を端的に表してくれた。良い言葉だ!
これからどんどん使わせてもらおう。
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