朝は一番能率が上がる時間帯です。誰もいない早朝のオフィスで仕事をすれば、昼間の数倍の量の仕事を片付けられることは、サラリーマンの多くが実感したことがあるでしょう。
ソーシャルメディア時代の朝活術 「いいね!」から始まる仲間と一緒に自分を高める方法
早起きするだけで、自分をポテンシャルを、ある意味手っ取り早く上げることができるのです。朝の時間を有効活用して、自分の能力を高める「朝活」にチャレンジしてみませんか?
本書は著者の福島さんから、献本頂きました。ありがとうございます!
朝はとにかく効率が良い
起床した直後の脳は十分に休んでリセットされていています。とにかく冴えまくっています。朝は静かなのも相まって、昼間よりも集中できます。アイデアをまとめたり、文書を書く作業にはもってこいの時間です。企画書を作るときは、寝る前までに色々考えてメモをしたら寝てしまえば、朝起きたときに上手くまとまっています。
夜の方が効率が良いという方も居ると思います。騙されたと思って、一度朝早起きして、仕事をしてみてください。もちろん寝不足ではなく、しっかり寝てくださいね。効率の良さを実感できると思います。
勉強も早朝に行うと効率的です。暗記事項は寝る前にチェックして、朝起きたときに復習すると、驚くほど覚えることができます。暗記が終わったら、集中力が必要な考える問題に取り掛かると、効率が良いです。
仲間の大切さ
朝食会は、早起きしないと参加できません。朝食会に参加する人は、自分を律することができる、モチベーションの高い人が多いと、本書では述べられています。「朝」というフィルターを通して、質の高い人脈を作ることができるのです。
なにかを学ぼう、高めようと思ったら、同じ目的を持つ仲間との交流が最も効果的です。生の貴重な情報を手に入れることができますし、なによりお互いを良きライバルとして意識しあうことで、モチベーションが上がります。
本書は、朝食会への参加、運営の両面のノウハウが満載です。興味のある方には必読の書といえるでしょう。
人脈作りは「褒める」ことから
周囲から協力を得ようと思ったら、まずは自分から周囲へ与えることです。「情けは人のためならず」ということわざは、「人に情けをかけることは、相手のためだけではなく、自分のためになる」という意味です。著者の福島さんは何度かお会いしたことがあります。福島さんは相手を本当によく褒めます。良い気分でお話させていただきました。
「自分が!俺が!」と周りを気にせずアピールしまくる人を信用しろと言われても無理があります。人の信用とは、第三者の声を通して蓄積されます。まずは相手に注目する。相手を褒めて、第三者にも良さを伝える。周りを応援することで、良い流れを自分の周りに作ることで、次第に自分も信用されていくのです。
一日を長く使う
私は早起きして仕事をしています。もうすぐ2年です。妻の妊娠トラブルをきっかけに主夫業をこなす傍ら、朝4時におきてサービスのメンテナンスをこなしつつ、ブログ始めました。朝の3時間で、午後の6時間分くらいの仕事ができることに気がついて、それからずっと早起きをして、ブログを書く時間に当てています。おかげさまで、当ブログは1万PV/日ぐらいまで成長し、ビジネスの一端を担うぐらいまでになりました。
朝4時に起きて仕事を始めれば、午後の14時には定時です。朝の時間帯の効率を考えると、実時間の1.5倍くらいの感覚です。それから、運動をしたり、読書をして、夕食を食べて21時前には寝てしまいます。テレビは観たいものだけ録画して、昼食を食べながら観ています。
これからは、一人当たりの仕事量がますます増えていくでしょう。忙しい仕事をこなしつつ、人間的な生活を送るためには、効率の悪いものをやめて、効率の高いものへシフトしていく必要があります。疲れて能率の悪い夜はすぐに寝てしまって、効率の良い朝にメインを持っていくことで、一日を長く使えるようになります。
実際問題として、我々には朝くらいしか、自由がきく時間帯は残っていません。呪縛を振り払い、勇気を出して最後の領域に手を入れることで、一歩先に出ることができます。一歩といっても、一年続ければ365歩です。この差は大きいです。
朝起きて、PCの電源を入れながら、お湯を沸かしてコーヒーを入れる。パソコンに向かって作業をしていると、カーテンの隙間から朝日が差し込んでくる。窓をあけ、全身に朝日を浴びると「やったるでー!」という前向きな気持ちが体中を駆け巡ります。
ぜひ早起きに挑戦してみてください!
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