一般的に正しいことを語るだけでは、相手の心に響かない

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「あなたのブログ記事は、借り物の言葉ばかりですね」

自分のことを言われている気がして、グサグサ心に刺さりながら読みました。

自分の言葉で語る技術

コピペではない「自分の言葉」で語る人は、周りから信頼されています。どこかで聞いた言葉や、単なる知識をそのまま話しているだけでは、いつまでたっても自分の殻を壊せないでしょう。

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自分の経験を語る

「流行に流されるべきではない」「流行はうつろいやすい」なんて手垢のついた意見も避けたいところです。

では何を書けばよいのでしょう?

知識ではなく、自分の体験とからめて書けばいいのです。

あなただけの体験が書いてあれば、オリジナルの「自分の言葉」になります。

via: P45

話に信頼を与えるには、なにかしらの根拠が必要です。根拠が自分自身の経験であれば、自分の言葉となります。借り物の根拠を持ってきても、自分の言葉にはなりにくいです。

当ブログで書籍を紹介する際は、自分の経験や考えを織り交ぜながら記事を書いています。つまり、自分の経験を補助線にして、書籍をの内容を紹介していくスタイルです。

アイデアは、異質のものが組み合わさった時に生まれます。書籍の内容と自分の経験を組み合わせることで、新たな価値が生まれたら、素晴らしいことです。

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リスクを取る

「自分を賭けることもなく、責任を取る気もなく、100%正しいことをいうだけで人の役に立とうとするのは虫がよすぎる」ということです。

自分の言葉で何か発信していこうと思っている人にも、同じことが言えます。

自分でリスクを取ることもなく「一般的に正しいこと」を語るだけでは、自分の言葉で発信したことになりません。

つまり、相手の心に響かない、ということです。

via: P46

「会社の利益を増やすためには、売り上げを伸ばして、経費を減らすしかありません」みたいな、誰でも知っている当たり前のことを語ったところで、誰も振り向いてくれません。

多少不完全なところがあっても、自分が感じていることを「言い切る」と、人の心に刺さります。大きなリターンを得るには、リスクを取っていく必要があります。リスクを取らない発言をしていても、結局何も得られないのです。考え方が小さくなってしまいます。

当ブログで最もリスクを賭けたのが「休日くらいはゆっくりさせろ」とぼやく、KYな世の中のパパさん達へ」です。男性も子育てに協力しようという、普通なら当たり前の内容ですが、かなり挑発的な書き方をしたため、コメ欄やソーシャルメディアで大論争となり、ネガコメ、応援など、多くの意見を頂きました。

当時は相当凹みました。ブログをやめようとも思いました。しかし、この記事がきっかけで、当ブログは大きく成長することができました。

挫折なくして人生は語れない

自分で自分の成功体験を語っても、面接官は8割引くらいでしか聞かないものだからです。

失敗からどんな教訓を得たか、またそこからどうやって這い上がってきたのかのエピソードを語ると信憑性が一気に増します。

via: P121

人生は、過去の失敗談や不幸話をいかに面白おかしく話せるかで決まると思ってます。失敗から立ち上がってこれた経験が、信用につながります。過去の失敗を笑い飛ばせることが、人生に厚みと深みを与えます。挫折を語ることで、自分の言葉になります。

成功した自慢話を延々と聞かされても、話している側は気持ちよくても、聞いている側にとっては、苦痛でしかありません。面白い物語では、主人公は必ず窮地に立たされます。どん底から這い上がってくる姿に、聞き手は共感するのです。

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一行目は二行目を読ませるためにある

何よりも大切なのは、一行目。

一行目がおもしろければ、人は二行目を読みます。

一行目がおもしろくなければ、二行目は永遠に読まれないかもしれません。

via: P113

人々は本当に忙しくて、移り気が激しいです。タイトルがつまらないブログ記事を読むことはありません。運良く記事を読みはじめても、ちょっとでも面白くないと、読むのをやめて、次のブログ記事へ逃げていってしまいます。

当ブログでは、タイトルや記事の冒頭の文章に、難しい言葉や専門用語を使わないように心がけています。商品を紹介する記事のタイトルには、商品名を入れないようにしています。商品を知らない人が「自分には関係ない」と思ってしまい、スルーしてしまう可能性があるからです。

下手なSEOを狙うより、「商品を購入した後に待っている快適な生活」を想像してタイトルを付けるようにしています。そこに、「自分の言葉」がにじみ出るはずです。

下手でも気持ちをストレートに

自分の言葉を書くのが苦手だと思っている人は、文章を正しくうまく書こうという意識は捨てましょう。

なによりも伝えたい気持ちをストレートに出すのです。

うまく正しくてもおもしろくない文章に比べたら、ヘタでも間違っていても共感できる文章の方が、何万倍も魅力的です。

via: P53

プレゼンで人に何かを伝えるときは、上手く話さねばと思います。しかし、いくら話し方が上手くても、話している内容が小さいと、聞いている側としてはつまらないです。

成功話には失敗話をくっつけることで、メリハリをつけて話を盛り上げます。多少どもったり、ろれつが回らなくても、大きな声で感情を込めて話をすると、「自分の言葉」となり、聞く人の心に刺さります。ブログも同じで、綺麗な文章を書くのではなく、文章的に多少おかしいところがあっても、勢いのある文章のほうが読み手に伝わります。

一番大事なのは、あなたに「伝えたいメッセージ」があるかどうかです。

今日のわかった

自分の言葉で語れるようになるには、ブログ更新が一番効果的だと思います。

日々文章を書くことで、自分の「核」が出来てきます。自分を「補助線」にして文章を書くと、それは「自分の言葉」になります。

本書は「おきにワールド!」で知りました!

読書2012
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