未来の「自分」は過去の延長でしかない

Wish you were here?
Wish you were here? / toastmonster

ほぼ毎日ブログを更新するようになって、一年以上過ぎました。継続して記録を残していくことの価値を理解できるようになりました。

たった一度の人生を記録しなさい 自分を整理・再発見するライフログ入門

未来の自分は、過去の蓄積からしか生まれません。

一日一日を記録していくことで、明日の自分の行く道を考える材料が蓄積されていきます。日々意識を一段高くして生活することが、人生の新陳代謝につながります。

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ライフログは「他人」のために書く

ブログを書くこととライフログを残すことの共通点に、「他人に通じるように書く」ということがあります。

過去の自分の記録を眺めているとよくわかりますが、過去の記録は「他人」が書いたものとまったく変わりません。そのくらい「記憶」は曖昧です。

つまり、ライフログは他人を意識して書かなければ「一体何が書いてあるのかわからないもの」になってしまうのです。

(p189)

ブログは「読み手のために書く」ものです。自分が伝えたいものを直接書くのではなくて、読む人が面白く読んでくれるように変換する必要があります。読み手を意識したブログは、読者さんが増えて、多くの反応がもらえます。モチベーションがアップして、ブログを継続する原動力になります。

読み手を意識したブログ記事は、自分が読んでも面白いです。自分よがりの文章をポストしても、未来の自分は、自分の文章に赤面してしまい、読んでくれないのです。もしかすると、自ら消去してしまう可能性もあります(実際に私は、過去記事に加筆・修正をしたことがあります^^;)。後から読む気にならないログを残しても意味がありません。どんな文章でも「読み手を想定」して書くべきです。


The diary of a psychopath, day 1 (#15/365) / Sebastian Anthony

未来の自分は「過去」から作られる

しかし、リストの力はそれだけではありません。もっと豊かな人生を生きるため、大きな目標への方向性を見失わないようにするための「リスト」というものも存在するのです。(中略)

このリストは、一度作ってしまえばそれで完成というものではありません。生きていく中で、日々発見し、それらが積み重なりながら、同時に徐々に変化していくものです。(中略)

一朝一夕でできたリストでないからこそ、自分自身をより深く表すリストとして育っているはずです。

p206

いまの「自分」が存在する理由は、過去の蓄積から知ることができます。先日、地元の勉強会で「自分を感動的に伝えるプレゼン」にチャレンジしました。子供のころからの自分を紹介しながら、未来を語るプレゼンです。資料を作りながら、「今の自分は過去の延長でしかない」ことを、痛切に感じました。

過去、現在、未来は、滑らかに繋がっています。現在の自分を考えるだけではなく、過去を遡らないと、未来を展望することはできないのです。過去に目を背けず、自分のストーリーをしっかり作ることができれば、自分が本当にすべきこと、つまり将来の「ミッション」が見えてくるはずです。

ミッションがあると、行動にブレがなくなります。判断が速くなって、チャンスを掴みやすくなります。とはいえ、ミッションは一朝一夕にできあがるものではありません。日々考えることで次第に形作られてくるものです。

記録作業に負荷をかけない

単調な記録を残すことは、続けることが嫌になりがちです。

そうした作業はできるだけデジタルに任せて、「手間を減らす工夫」や「負担を減らす仕組み」を作ることがポイントになってきます。

p117

記録は、未来の自分を作るために取るものです。記録を取ること自体が目的になってしまっては意味がありません。記録することが重要であって「記録する作業」自体から新しく何かが生まれることはありません。記録作業は可能な限り自動化して、負荷を減らす必要があります。

体重やジョグのデータなどは、記録を継続して、グラフで変化を見ないと意味がありません。一度記録を忘れたら、データは二度と戻ってきません。私はWiFi Body Scaleという、自動的にネット上サービスに記録してくれる体重計を利用しています。2万円弱しますが、今後ずっと体重を確実に記録し続けてくれると思えば、安いものです。

面白いものがあれば、メモを取るのではなくて、写真を一枚撮れば済むことです。Evernoteは声を録音しておくこともできます。繰り返しになりますが、記録の作業自体に意味は無いということです。毎日体重計に乗ることに意味があるのです。

今日のわかった

親が撮った自分の子供の頃の写真を見るのは楽しいです。成長した子供に楽しく見てもらうためにも、子供の成長の記録も、しっかり取っていこう。

読書2011
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