Clegg Speech 12 / Liberal Democrats
私は昔から、人前で話すとあがってしまい、心臓がバクバクしてしまいます。
最近、人前で話す機会が増えてきました。そのたびに緊張してあがっていたのでは、身が持ちません。そこで、「あがらない方法」を考えて整理してみました。
あがるときのパターン
過去を振り返ってみると、いつもあがっているわけではありませんでした。
あがらなかったとき | あがってしまったとき |
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眺めてみると、私の場合、
- 短い時間に話す時
- アドリブがメインで話す時
- 自分を知ってもらいたい時
にあがりやすいようです。
Speech / lunchtimemama
声に出して練習する
長い時間話す場合は、事前に依頼されていることがほとんどなので、事前に練習していました。原稿をただ目で追うだけではなくて、実際に声に出して読むことで、言い回しや論理的におかしいところがわかって、話しやすくなります。
練習したという事実が、本番の安心感に繋がります。多少あがっても、話す時間が長ければ、最初はあがってしまっても、次第に慣れてきて、あがりが収まってきます。
不安が不安を呼ぶ
事前練習をしていないと、その場で話す内容を考えるところから始めないといけません。上手く話せるかどうか不安を抱きながら、本番を迎えます。
最初に、ちょっとでも声がうわづったり、手が震えたり、心臓がバクバクして、「自分はあがっている」という意識を持ってしまうと、さらにあがりを増長させてしまうのです。短いスピーチだと、あがりが収まるまでにスピーチが終わってしまい、後味が悪い結果となってしまいます。
失敗品? / Yawen.L
自分を知ってもらいたいときに失敗する
私は自己紹介や、気の効いたことを話そうとするときに緊張します。つまり、「自分を知ってもらいたい」ときに、緊張が大きくなります。
自分を良く見てもらいたい、変な人と思われたらどうしよう、という「心配」が、あがりを強めているようです。自分の仕事の内容や意義が、整理できていないことも問題です。
話すパターンを作っておく
どんなスピーチでも、大抵の場合、自己紹介が最初に入ります。自己紹介の部分だけでも、事前に徹底的に練習しておけば、最初のツカミの部分をスムーズに入れることで、あがらずにすむでしょう。
自己紹介の基本形を用意しておいて、持ち時間とのバランスを考えて内容を削れば、どんなスピーチでも対応できます。自分の魅力を端的に伝えられる自己紹介の内容を、日頃から徹底的に考えておこうと思いました。
Drawing Hands / garryknight
自分が得意な分野に引き込む
自分がまったく知らない分野のコメントを求められた時に、知ったかぶりして適当にコメントすると、話のつじつまが合わなくなってきて、あがってしまいます。余計なことは言わず、自分の知っている分野を補助線に話すと良いでしょう。
例えば、私は美術センスがまったく無いので、美術品に関してのコメントはできません。
しかし、私が最近興味を持っているソーシャルメディア上でのキュレーターとは、美術館のキュレーター(学芸員)から来ていることを絡めて、「これからも本物を観ることで、本質を見極める眼力を養いたい」のような、コメントをすることは可能です。
まとめ
- 事前に練習する
- 自己紹介を徹底的に練習する
- 自分の得意分野に引き込む
が、あがらないための技術的な必勝法だと、私は結論付けました。これらを元に、準備を進めていこうと考えています。同じような悩みを持っている方に参考になれば、幸いです。
++++
今回、参考にした本は下記の二冊。
成功体験は必要ない/必要
あがりは病気/病気でない
と、まったく正反対の主張をしている2冊です。色々な考え方を知った上で、自分で納得できる方法を考えて実践するのが一番良いでしょう。
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