良かれと思って始めたこと、変えたことが、かえって状況を悪くしてしまうことは、人生でよくあることです。
いやでも人生が好転する! ウラ目の法則 ピンチを成功に変える?テク
裏目に出てしまうことは、悪いことではありません。むしろ健全なことです。裏目を乗り切った後には、素晴らしい成功が待っています。
ウラ目は成長の証
仕事の合間に頑張って勉強し、目標としていた資格試験に見事合格。昇進の夢も叶い、すべては順風満風!と思っていたら、これまで仲良くしていた同僚たちから、「ちょっと立場が上になったからって、いい気になっている」と妬まれた
地道な努力を続け、営業成績を上げたところ、「あいつは過剰にお客さんに取り入っている」などと、事実無根の噂を流された…。
人は成長したり、職場や生活環境が変わると、これまで隠れていた問題点が浮き出てきます。裏目は必ず出るものであり、成長の証です。
もしウラ目が一度も出たことがないという人がいたら、それは個性を出さすおとなしく過ごしているだけで、いるかいないのかわからないビジネスパーソンでしかないということ。いつリストラの対象になってもおかしくありません。
まったく裏目が出ない人は、まったく成長できていない人ということになります。何もアクションを起こさなければ、失敗はしない変わりに、成功もしません。リスクとリターンの関係です。成功の反対語は「何もしない」です。失敗は成功の一歩手前のステップなのです。
evolution of the pda / fsse8info
進歩ではなくて進化する
良かれと思って何か物事に真剣に取り組んでやったときにかぎって、なぜだかウラ目がでてしまいます。
たとえば、一生懸命仕事をしていたら見込まれて、みなが嫌がるうるさい上司がいる部署に配属されたとか
物事に正しく、真剣に取り組んだときたけ、裏目は発生します。本気で取り組むと、自身と周りの環境が著しく変化します。すると、自分の実力不足が明らかになったり、それを良く思わない人が現れるのです。
進化は伸びるのではなく、化けることだからです。つまり、本質そのものが変わるのです
逆にウラ目はひっくり返せば幸福に変わります。ウラ目をひっくり返すには、本来は苦手だったことに積極的に取り組まないといけません。それは、進歩ではなくて「進化」を生みます。つまりこれまでの延長線上ではなくて、裏目をひっくり返すと、まったく違う自分に「化ける」ことができるのです。
Friends: Cheerish This Moment. / iMorpheus
人脈を強化する
プロ野球選手の場合だと、調子のいいときにはマスコミを筆頭にたくさんの人たちが称賛するわけですが、ウラ目がでると、手のひらを返したようにバッシングが始まります。
しかし、真実の友は離れて行ったりはしません。そのようなときこそ、一緒にいて励ましてくれるものです。
ですから、ウラ目のときにいちばん大切な人がわかるし、絆も芽生えるのです。
バッシングを受けているときは、理解者のありがたみが身にしみてわかります。攻撃してくる人がいるからこそ、理解者にもっと優しくでき、絆が深まります。すべての人に好かれることは無理であることを前提に人付き合いをすれば、人生楽になります。
Stake towards sky / q8
「出過ぎた杭」を目指せ
残念なことに日本には、出る杭を育てるという習慣がありません。反対に妬み嫉みで出る杭を打つのです。出る杭がなぜ打たれるのかというと、ちょこっと出ているからです。とても打ちやすいわけです。
ただこのとき、たったひとつだけ、人を認めさせる方法があります。
それは「出過ぎた杭」になることです。
出過ぎた杭には誰も文句を言いません。出過ぎた杭には妬み嫉みが通用しなくなるのです。
人の妬みのパワーというのは恐ろしく大きいです。全力で他人の足を引っ張ろうとします。自身を振り返ってみても、そういう態度を取ったことは何度かあります。
でも良く考えれば、人の足を引っ張ったところで、自分が成長できるわけではありません。逆にその姿が周りには滑稽に映って、自分自身の信用を無くすだけです。
足の引っ張り合いにお付き合いをしている暇はありません。他人を見返してやりたい気持ちをモチベーションにして、「出過ぎた杭」になるためにパワーを使ったほうが建設的です。
史上最大のウラ目を克服する
出る杭は打たれる
出過ぎた杭は打たれない
出ない杭は腐る
震災で大きなダメージを食らったこの日本は、いま最大の裏目に遭遇しています。良かれと作った原子力発電所のリスクが、大地震によって浮き彫りにされました。
今回のような大きなトラブルのときでないと、本質から物事を大きく変える「進化」はできません。裏目は成長のチャンスです。
この国が「腐った杭」だけにはならないように、一人ひとりが高い意識で復興に取り組んでいけば、きっと新しい繁栄をつかむことができると信じてます。
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