すぐに自分の言葉を変えることはできません。行動を変え、言葉が変わり、周りへの影響が変わってきます。日頃使っている言葉の一つ一つの大切さが身に浸みます。
聞き手を熱狂させる!戦略的話術~オバマに学ぶNLPプレゼンテーション~
知名度もコネも経験もなかったオバマ氏は、戦略的な話術によって、人々を熱狂させて、アメリカ大統領の地位まで登り詰めました。演説を繰り返すことで大統領として成長していったのでしょう。言葉が彼を変え、周りを変えていったのです。
iRiver Story eBook Reader Review / Andrew Mason
ストーリーを意識する
伝えたいメッセージを伝える方法として、自分の体験談を実例として使うのは有効だ。聞き手が興味を持ちやすく記憶にも残りやすい。
話し手本人の幼少時代や生い立ちについて語るとき、聞き手は観念的な話題よりはるかに興味を示す
自分の体験談を交えて話すことの有効性はよく知られています。聞き手が自分自身の場合と照らし合わせてイメージしやすいからです。ただし、終始自慢話をするような体験談はNGです。失敗談を織り交ぜて、話をバランスよく構成します。
私たちはストレートに「こうしなさい」と人から言われると指示的に感じ、防御したくなりがちだ。しかし、物語や喩え話を通して暗にそのことを伝えられると、聞き手はその意味を自分で見つけるので受け入れやすくなる
たとえ話が人を説得するのに有効なのは、誰もが知っている話です。たとえ話なら、どんな内容でも人をひきつけることができます。人は自分が知っていることにしか興味を持ちません。いきなり専門的な話をするのは、未経験者にいきなりロッククライミングをさせるようなものです。まずはたとえ話で、ハシゴを架けてあげましょう。
言葉を巧みに操り、効果的に相手の気持ちを誘導する方法がいくつかあります。その中でも特に強力な言語パターンは「前提」です。なぜなら、人は言語を理解するとき、全体の存在を無視することができないからです。
「~を知っている」という言葉は、「前提」を滑り込ませるテクニックとして紹介されていました。一つ前の文章で使ってみたのですが、どうでしょうか?微妙な内容を難なく「前提」として滑り込ますことができてしまうので、使用するときは注意が必要です。
LISTEN / 77Orchids
聞き手の最大関心事は聞き手自身
人は誰しも自分に関連する話題に興味を持たずにはいられない。効果的な話題選びのポイントは「あなたが心から伝えたいこと」と「聞き手が関心を持つ話題」との共通点を探り、取り入れることだ。人が最も関心を持つのは「自分自身」である。
話をするときは、なるべく聞き手に関係がある話題から入ったほうが、聞くほうもスッと聞く体制になりやすいのです。これは心理学でいう「類似性の法則」です。人は同じものに共感を覚えます。例えば、出身学校や出身地、趣味などが一つでも同じだと、急に親近感が沸いてくることは、誰でも経験があるでしょう。
相手のプライドを脅かすような攻撃や挑む姿勢や口調で話し始めると、聞き手は警戒心を抱き防衛本能が働く。一度抵抗の「壁」を作られてしまうと、取り払うのは容易ではない。
聞き手の自尊心を傷つけるような発言もご法度です。一度できてしまった壁を崩すことは、容易ではありません。
「自分と同じ」と感じたり、「知っている」と思えることに人は安心感を覚える。安心感を持つと、警戒心がほぐれ防衛本能が解かれる。聞き手に「安心感」を持ってもらう共通点を探すのだ。
最初はなるべく広い話題から入って、少しずつ細かい具体的な内容を話すほうが、聞き手との「ラポール」を築けると思います。ラポールとはフランス語で「架け橋」という意味です。相手との信頼関係が築けている状況です。このラポールが架かっていない状態では、何を言っても伝わりません。
Mirror Tunnel / Tela Chhe
言葉は人間の鏡
言葉は、これまでの体験を通して形作られ、その人の経験と繋がっている。あなたの使う言葉は、あなたのこれまでの考え方や生き方を映し出している。使う言葉で人間性がわかってしまうのだ。「言葉」を探求することは、「人間」を探求することに繋がる
言葉は発する人の人生を背負っています。いくら表面的に見繕っても、使う言葉の節々に日々の行動や考えがにじみ出てきてしまいます。行動が言葉を変え、言葉が行動を変えてしまいます。我々はエスパーではありません。人が発した言葉、文章で判断するしかありません。周りに理解された自分を受け入れるしかありません。もし、周りの理解に違和感があれば、自分が発する言葉を変えていく、つまり、自分を変えていくしかありません。
私は言葉を軽く考えていた節があって、ようやく自分の問題として受け入れられるようになりました。最近は繰り返し「言葉の力」について書いています。こうしてブログに書くことで、自分を変えていけると思っています。
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