日本人のためのフェイスブック入門

私もひっそりとフェイスブックを利用しています。これまでは、あまり上手く利用できていませんでした。他のソーシャルメディアとの使い分けに困っていました。

日本人のためのフェイスブック入門

「フォロアー数競争」になりがちのソーシャルメディアで、数と質を両方カバーできるフェイスブックは、最強のソーシャルメディアです。始めていない方は、今すぐアカウントを取って始めるべきです。フェイスブックには逆転のチャンスが残されているからです。


facebook business / smemon87

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個人アカウントとFacebookページ

フェイスブックの肝は、Facebookページと呼ばれる、個人アカウントページとは別に作れるコミュニティページです(つくり方)。個人アカウントは知り合いに限定して、多くの人と広く繋がるためにFacebookページを利用することで、「実名主義」の恩恵を十分に受けることができます。

フェイスブックはリアル交流の延長にあるソーシャルメディアです。フェイスブック側も、知り合いでない人への友達申請を諌めています。個人アカウントとFacebookページをハイブリッドに使い分けることで、フェイスブックを最大限に活用できるのです。

友達という考え方やポリシー、活動範囲によって、最適な友達人数というのは違ってくるのでしょうが、私の考えを押し付けるのではなく、提案させていただきますと、最低でも1000人は増やしてほしいと考えています

よって、私の個人アカウントのフレンド数は、リアル×ネット上の実質的な交友範囲を表していることになります。本書では、とにかくソーシャルフレンドを1000人作れと書いてありますが、私はリアルなつながりを通してフレンドを1000人作ることを目指したいです。

そのためには、積極的に表に出て、色々な人と交流していく必要があります。ただ交流するだけではなくて、趣味やビジネスを通して深く繋がっていきたいと思っています。1000人と言う数字は、今の私にとって丁度よい数値目標だと思います。

フェイスブックの個人アカウントの友達数は5000人が上限です。一見多そうに見えますが、闇雲に増やしていたら、あっという間に上限にとどいてしまう数字です。ネット上での影響力を蓄積したいのであれば、上限のないFacebookページを利用するほうが発展性があると思います。

幸いにも、当ブログのFacebookページは、1000人以上の人に「いいね!」されています。こちらの数字はどんどん増えていって欲しいと思っています。私のFacebook上の活動は、Facebookページ上をメインにして、ブログ更新を流すだけでなくて、裏話の書き込みや相談の受付などもしていきたいと思っています。


facebook like button / smemon87

すべてがフェイスブックでつながる

今、全世界のホームページが、フェイスブックをハブにして、つながり始めようとしています。それまでバラバラであった世界中のサイトが、フェイスブックのある一つのボタンによって、進化を遂げていっているのです。

「Like!(いいね)」ボタンこそが、フェイスブックの最大の特徴です。このボタンを経由して、すべてのサイトがフェイスブックとつながり始めているのです。

当ブログでも「いいね!」ボタンを設置してから、Facebook経由のアクセスが増えています。「いいね!」ボタンを押してもらえると、その人のニュースフィード上に表示され、より多くの人の目に触れるからです。

OGP (Open Graph Protocol) のタグをサイトに追加しないと、上記のメリットは得られません。フェイスブックのいいね!をサイトに追加するなら絶対にやるべきです ⇒ 作業方法

ツイッターのリツイート(RT)と、フェイスブックの「いいね!」をフル活用することで、ブログをソーシャルメディアに寄生させることができます。ソーシャルから栄養分をドンドン吸収して、ブログを成長させることができます。

ソーシャルメディアで幅を利かすためには、自分自身の存在感を高めていかなければなりません。ソーシャルメディアとの相乗効果を十二分に活用して、ネット上での自分の分身でもある「ブログ」を成長させることが最優先です。


Cats and Cats / eks

「誰が言っているか」が重要

情報の重要度が徐々に、「何」を言っているかということよりも、「誰」が言っているかのほうに移っていきます。

最近のアメリカの調査会社のデータを見ても、「知っている人のフェイスブックやブログの情報を信用するか?」という調査で、なんと60%以上の人が「まあ信用する」と答えているのです。

情報発信者がプロであることとか、専門家であるとかが基準ではなくて、「知っているか」が基準となっていることに、私は大きな驚きを隠せませんでした。

専門性ではなく、「人物として知っているかどうか」が重要になってきているのです。

これだけ色々な人が情報を発信していると、情報が本当に正しいかどうかが怪しくなってきます。以前は情報自体に価値があったのですが、現在は「情報が誰から発信されているか」が重要になってきているのです。

ネット上で影響力を持っていくには、ただ漠然と情報を流すだけでは、だれも振り向いてくれません。これまでは検索エンジンが幅を利かせていたため、良い情報さえ流していれば、検索エンジンを通して、きっと誰かが発見して、認めてくれるという期待がありました。残念ながら、そのような時代は終わりを迎えています。

ソーシャルメディアの台頭によって、状況は大きく変わろうとしています。ソーシャルメディア上でお勧めされているページを集計して、アルゴリズムに加えることで、検索ランキングの精度を飛躍的に高められるからです。

via: SEO終了のお知らせ

もちろん、検索エンジンはなくなりませんので、SEOがすぐに不要になるわけではありません。しかし、検索エンジンはソーシャルメディアのデーターを検索結果ランキングに利用し始めていると公開しています。検索エンジンの仕組み自体がソーシャルへ傾き始めています

これからは、いかに自分をアピールしていけるかが、勝負になります。実社会においても、結局はプレゼンテーションが上手い人、自分の考えを上手く伝えられる人が出世します。ネットでもリアルと同じ力学が支配的になってきています。ネットとリアルの垣根が無くなりつつあるのです。


Ron_AheadoftheGame2 / Ron Sombilon Gallery

影響力がすべて

口コミを生み出す人、いわゆるインフルエンサーと呼ばれるような人と、友達になるには、どうしたらいいのか。その答えも非常に明快です。

あなたが影響力を持つこと

これが一番の近道です。あなたが別のなにかを相手に与えることができるなら話は別ですが、そうでなければ、友達になるに値する影響力を持っていないと、良くても数多くいるソーシャルフレンドの一人どまりでしょう。

いやらしく書いてありますが、多かれ少なかれ、人は損得勘定をしています。

ソーシャルメディアで活動して、多くの人を交流するぞ!と息巻いてソーシャルを始めても、すぐに「これは面白い」と思えるのは少数の方々です。自分が有名人であれば、あっという間に人々が集まってきて、手取り足取り色々なことを教えてくれるでしょう。ところが、普通の人がフェイスブックやツイッターでつぶやいても、誰も反応してくれません。

ソーシャルメディア上では、お互いの影響力の損得勘定が発生しています。影響力とは簡単にいうと、フォロアー数です。フォロアー数が多ければ、多くの人に影響を与えることができます。

とはいっても、ツールで集めてフォロアーを水増しするような見せ掛けの行為は、あっという間に信用を落とすので十分注意が必要です。TwitterにはKloutスコアというツイッター上での影響力を調べるる数値がありますので、自分の数値と周りの数値を比べてみると良いでしょう。Kloutスコアはフォロアー数だけでなく、ツイッター上での行動をモニターして計算されています。やたらフォロアー数が多いのに、Kloutスコアが低い人は要注意です。※クライアントソフトのHootsuiteを利用すると、Kloutスコアを簡単に調べることができます。

私はブログを毎日更新することで、リピーターを増やすことを考えました。ブログ更新をソーシャルメディアに流しているので、リピーターの方はソーシャルメディアでフォローしてくれるからです。有名人でないかぎり、ソーシャルメディア上だけでいくら頑張っても、フォロアーは増えません。リアル・ネットでの活動をすべて巻き込んで、最終的にソーシャルメディアに落とし込んでいく方が着実です。


S4 Graphic Communication IP Element / Jordanhill School D&T Dept

コミュニケーションのマナー

コミュニケーションで大切なこと。それは、「『自分と他人は違う』という当たり前のことをちゃんと理解する」ということです。

怒らない技術」で述べたように、ネット上でのコミュニケーションについて、最近色々考えています。これまでの自分を反省して、より良いコミュニケーションをしていきたいと考えています。

決めつけない

自分の意見がすべてだと思わないということです。

当ブログは、断言調を意識して記事を作成しています。そのほうが文章の論旨がはっきりして読みやすいと思うからでです。その反面、ツイートやブコメでネガティブ意見を頂くことも多いです。当方としては「こういう意見もある」と読んで欲しいところなのですが、そこそこ注目を浴びるようになってきてしまった以上、色々な意見が出てくるのはやむ終えないことかなと思っています。相手は変えられませんので、こちらから変わっていくしかありません。

弁証法といえば、ひと言で言えば「正・反・合」のステップによる論理展開法のことです。つまりあるテーマに対して、まず「正」である賛成意見を述べ、続いて「反」である反対意見をぶつ議論形式にする。最終的には議論の成果である「合」を述べる、というやりかたです。これを一つの文章中で、自分一人で展開するのです。

via: 誰も教えてくれない人を動かす文章術

これからは、一人弁証法の考え方を取り入れていこうと考えています。つっこまれそうな部分をあらかじめ予測して、話題に組み込んでおくのです。まずはストレートな文章を書いて、その後に肉付けしていくイメージです。

エッジが聞いた文章は面白いです。その良さは残しつつ、肉付けして厚みを持たせた文章をかけるようになりたいと思っています。

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