2011.2.2の日経新聞スポーツ欄に、日本代表ザッケローニ監督が母国イタリア紙に語ったインタビュー記事によれば、ザック監督は日本をとても気に入ってくれたようです。とても嬉しい気持ちになりました。
母国の料理は恋しいけれど
アジアのサッカー界は広大だ。はるか遠くの国と対戦し、遭遇してなかったのはUFOくらいだ
ザックさんは、昨季はセリエAのユベントスで指揮を執って、良い成績を収められなかったのだそうです。今回のアジアカップ優勝はまさに面目躍如で充実感に満ちたインタビュー内容になっています。
母国イタリアのサッカーについて「見ていないし情報も聞かない。未練はないし別に話したくもない」と述べ、日本への愛着を強調した
母国の料理は恋しいようで、薄焼きパンにハムやチーズを挟んだ「ピアディーナ」がない生活は考えられないという談話とともに、東京の渋谷にお気に入りの店を見つけたとのエピソードを披露した
海外の人から「日本が大好きです」と言われたら、日本人としてはすごく嬉しいですよね。親近感が生まれて、ぐっと距離が縮まります。「母国なんて興味ない」の内容はリップサービスかもしれませんが、それでも嬉しいです。
La Piadina piu buona di Terni / Tanzen80
母国料理は恋しいけれど、渋谷にお気に入りのお店を見つけたという話も、泣けてきますよね。我々だって、ご飯と味噌汁は恋しくなります。良いお店を見つけられて本当によかったです。
ザックさんの話を聞いていると、海外で成功する最も重要なことは、技術力や精神力など以前に「その国を好きになること」ではないかと思いました。心からフレンドリーに、その国の文化に親しめれば、ファンも応援してくれるはずです。
ツアーで海外旅行に行くと、やたらと日本と比較して、「やっぱり日本の方が良い」的な発言を繰り返しているおじさんを良く見かけます。「だったら海外旅行に来るな」と言いたいです。海外赴任しても、絶対に現地人スタッフに受け入れられないパターンです。外国に来たのであれば、郷に従えで、その地の文化や歴史、人々の生活を前向きに吸収する意識が必要だ思います。
Anorthosis 3 – Inter Milan 3 / Jorge-11
インテル長友
同日の同じ紙面に、長友クンがイタリアのセリエAのインテルへ電撃移籍することが報じられていました。
サッカーはテクニックが一番重要だと思っていましたが、テクニックだけではダメで、豊富なスタミナ・スピードの裏づけこそが、世界で通用する資質であるということを、長友クンがまざまざと見せ付けてくれました。
アジアカップでは、すべての試合で左サイドを制圧し、ワールドカップでも相手サイドバックに競り負けなかった実力をもってすれば、インテルでも絶対にレギュラーを取れると思います。
あとは、イタリアという国をどれだけ好きになれるかですね。イタリア人になってしまうくらいの気持ちで、イタリア料理をガンガン食べて、頑張って欲しいです。きっと、イタリアのファンの心を掴めると思います!
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