考え方を変えるだけで、たくさんのお金を稼げるようになるのであれば、素晴らしいことです。高いお金を投資する必要はありません。一冊の本を読みながら、自問自答をするだけです。
ブログも同じです。考え方を変えるだけでアクセス数が増えるのであれば、素晴らしいことです。本書には、お金を稼ぐためだけでなく、ブログ運営にも応用できる「考え方」が満載です。2時間くらいで一気に読めてしまいます。一挙両得でした。
ブログ運営に役に立つポイントのいくつかを、ピックアップして紹介します。
東名高速下り 沼津?富士 渋滞中。 / HIRAOKA,Yasunobu
リスクテイカーであれ!
渋滞にはまるとずっとその道路で待ち続ける人
すぐに脇道に入って、近道を探す人
稼ぐセンスがあるのは、どちらの人材か?【結論】
すぐに脇道にはいって近道を探す人のほうが、リスクを恐れずチャレンジするので、稼ぐセンスがある
もし、別の道を行って、行き止まりだったとしても、「この道は間違いであることがわかった」と思えるかだと思います。人の目を気にしすぎているのか、平凡な記事をアップし続けるブログが多いです。
もっとリスクをとって、色々なパターンの記事を書いていくべきです。やってみることによって「このジャンルの記事は反応もないし、自分に向いていない」ということがわかります。
そもそも、我々はまだ何も得ていないし、何も始まっていないのです。ガンガン行くべきだと思います。
Fish store 魚屋 / urawa
知ってもらわないことには始まらない
新鮮な魚をたくさん仕入れたら売れると思っている魚屋さん。
有名芸能人を呼んだら売れると思っている魚屋さん。
どちらが成長する人材か?【結論】
有名芸能人を呼んだら売れると思っている魚屋さんのほうが、お客様への伝達力が高い手段を意識しているので、成長する人材である
「買えば美味しさがわかる」という商品は売れないのです。なぜなら、味は食べてみないと判断できないものだからです。それよりも、いかにお客さんに振り向いてもらうかが重要です。
ブログでも、良い記事を書き続けていれば、多くのひとが振り向いてくれると思ってるのであれば、それは大きな勘違いです。面白い記事を書くことは、ブログ運営では最低限の当たり前のルールです。一人でも多くの人にブログを存在を知ってもらうための努力をしなければ、無人島でお店を構えるようなものです。
ポイントはクチコミです。「芸能人を呼ぶこと」の本質は、第三者からの評価を示すことです。ブログでも、ツイッターでリツートされることで、第三者からのクチコミ効果を期待できます。
WordCamp Yokohama 2010 チラシ / odysseygate
見た目で勝負は決まる
販促チラシを作る際に、写真を大事にする人、
キャッチコピーを大事にする人。
どちらが成長する人材か?【結論】
販促チラシを作る際に写真を大事にする人のほうが、どうやってお客さまの注意を引くか考えているので、成長する人材である。
一見して注意を引くことのないチラシのキャッチコピーや本文が読まれることは絶対にない。写真やイラストで、販促チラシそのものに興味を持たせ、「何だこれは?」と思わせてからキャッピコピーを読ませるほうが、お客様の行動パターンから考えると、正しい販促手法なのである。
実際に本文を読み始めて、文字ばかりのページだったら、どう感じるでしょうか?「ちょっと読むのが面倒だな」と思ったことはありませんか?
当ブログでは記事の冒頭に記事のテーマに沿った画像をいれて、各章の間にも挿絵代わりの画像を入れるようにしてます。そのほうが、読者にとって読みやすいと思うからです。ブログ記事には、積極的に画像を入れることをお勧めします。
とはいっても、ブログにおいては、実は記事タイトルの方が重要です。どのメディア・ツールを利用しても、最初に目に入るのは、記事タイトルだからです。読者は記事タイトルを読んで、本文を読むかどうかを決めるのです。キャッチーなタイトルを付けることは最重要です。
Presidential speech – lensbaby style / Andrew Aliferis
伝えないことには伝わらない
自慢話をするのが嫌いな経営者、
自慢話をするのが好きな経営者。
どちらが儲かる経営者か?【結論】
自慢話をするのが好きな人のほうが、アピールすることに貪欲なので、儲かる経営者である。
「黙っていても、わかる人にはわかってもらえる」そのように考える人もいると思うが、そんな武士道のような理論は、封建社会の中では通じるかもしれないが、現代社会の中では、残念ながら通用しない。
「このブログは多くの人に読まれているな」と、ぱっと見でわかるブログには、人が集まります。これは心理学でも証明されている人間の性質で、「混んでいるラーメン屋さんのほうが美味しそうに感じる」のと同じです。
「第三者の客観的な意見」をつかって上手くアピールすることです。アクセスカウンターや、ブクマ数を積極的に表示して、にぎやか度を演出します。記事の中でも、他のサイトを褒めるついでに、自分のサイトもアピールするなど、自慢話を自慢話に聞こえないように心がけましょう。
ただし、ウソはいけません。ウソがばれたら、今のソーシャル時代では致命的に信用をなくしてしまいます。十分注意してください。
roll / フルーツロールケーキ / Kanko*
シンプルにわかりやすく明確に
銀座の一等地に種類の豊富な洋菓子店をオープンする経営者、
ロールケーキ専門店をオープンする経営者。
どちらが儲かる経営者か?【結論】
銀座の一等地にロールケーキ専門店をオープンする人のほうが、リスクを負って勝負をかけているので、儲かる経営者である。
「あれもこれも」と、色々なジャンルの記事をアップしているブログを良く見かけます。読み手側からすると「このブログは何が得意なブログなの?」と疑問に感じてしまいます。
とはいっても、一つのテーマに特化したブログを作っても、長続きしません。個人で運営していると、ネタが尽きてしまうからです。ケーキ屋さんは一品目に特化したほうが良いかもしれませんが、個人ブログではリスクをとりすぎだと思います。
ロールケーキ屋さんの話も、店構えは完全にロールケーキ専門店で、中では普通のケーキも売ってもよいと思います。「あのソバ屋のラーメンは、実はすごく美味しい」のような、「知っている人は知っているネタ」は、強力です。
雑多ブログでかまいません。その代わり、なにが一つメインのテーマを決めて、それをブログ内のわかりやすい位置に掲示しておくことで、読者は「あ、このブログは『電化製品』に強いのか」のような感じで、ブログを理解してくれます。
別に他のジャンルを記事をアップしてもまったく問題ありません。もし、興味が移り変わって、ブログのメインが変わってきたら、メインテーマを書き換えればよいのです。
コメント
>我々はまだ何も得ていないし、何も始まっていないのです。
いい言葉ですね~!じーーーんとしました。