990531台裔日參議員蓮舫為高縣水果行銷助陣 / 樂活高縣
昨年の事業仕分けで、蓮舫議員が「世界一じゃないとダメなのですか、二位じゃダメなのですか?」という質問をぶつけました。
私は、なにごとも世界一を目指すべきだと思います。
当たり前の話だと思っていたので、急に「二位ではダメか?」と聞かれたら、私も理由を即答できなかったと思います。逆に「あれ?二位でも良いのかな?」と思ってしまったかもしれません。
世界一を目指したことがあるか?と聞かれれば、私は世界一を目指したことがあるし、実際に世界一を実現したことがあります。
Germans Like Their Beer and Their Descendants, Are No Exception. The Town Once Supported Two Breweries, But Only Schell’s, the Oldest Remains in Production and Has Installed New Equipment… / The U.S. National Archives
詳しくは省きますが、私はサラリーマン時代に、当時の世界最速の製造装置を開発しました。印刷関連の製品を作るための装置です。
私が所属していた工場は国内シェア70%を誇っていて、工場が止まると、日本中の新聞、雑誌を印刷できなくなってしまう状況でした。
ところが工場は24時間連続フル稼働で、オーダーを裁ききれない状況でした。製造スピードアップは至上命題でしたので、世界一の装置開発に成功したときは、感慨もひとしおでした。
私が率いるグループでは、目標値を2倍以上に設定して、圧倒的な世界一を目指しました。となると、先達がいろいろ検討を尽くしてきた既存の方法の延長線上には、答えはありません。
世界一を目指すということは、既存の手法を一度捨てて、本当に何が最適なのかを、ゼロベースで考えなおすことだと、私は思っています。
結局私のグループは、ありとあらゆる方式を再調査して比較検討した上に、新たなアイデアを組み込んで、これまでには無いタイプの装置を開発して、導入しました。あれから7年以上経ちますが、未だに健在だそうです。
Army 10-Miler – 2010 – AUSA – FMWRC – United States Army – 101024 / familymwr
どの分野でも、同じことだと思います。たとえば、スポーツで世界一を目指すのであれば、現世界一の方法を真似してたのでは、到底追いつけません。
戦術やトレーニング方法をすべて0から見直して、現チャンピオンを圧倒的に凌駕するプランを立てる必要があります。
事業仕分けで話題となった、スーパーコンピューターの研究内容について、私は詳しくは知りませんが、これまでに無いコンセプトでくみ上げられたコンピューターのはずです。だから世界一なのです。研究分野では、世界二位という選択肢はありえないのです。
200億円という研究予算が多すぎるから、もっと減らせということであれば、「1億円で組める、世界一最速のコンピューター」といったように、範囲を限定して世界一を目指せば良いと思います。
ニッチな分野であれば、誰でもどんな仕事でも世界一を目指すことができます。なにか一部分でも、「この部分については、どこにも負けない」というものがあれば、それが強みとしてアピールしていくことが、これからのソーシャル時代で必要なことではないかと思いました。
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