私がツイッターのアカウントを取得したのは、2007年6月。しばらくほったらかしにした後、2010年春から本格的にツイッターを開始しました。
きっかけは、今年の津波騒ぎ(チリ地震)です。
私は静岡県内の海の近くでランチしていて、海岸を見たら、異常なほどに潮が引いていたので、その様子を写ツしたところ、ものすごい勢いでリツイートされて、「早く逃げてー!」「これはすごい!!」など多くのツイートをいただきました。
ツイートの伝播の勢いは、まさに津波のようでした。ツイッターの力をまざまざと見せつけられて、それから積極的にツイッターを積極的に利用するようになりました。現在は、初心者レベルは脱却して、中級者くらいにはなれたのではないかと思います。
今であれば、初心者の気持ちも良くわかります。ツイッターを上手く使いこなすコツのようなものを、私なりにまとめてみたいと思います。
2010 – February – NodeXL – ssm2010 Twitter Network Sized by followers / Marc_Smith
手っ取り早くフォロアーを増やす方法
巷でよく行われている方法が、「ツールで特定のキーワードをつぶやいている人をピックアップ ⇒ 無差別フォロー ⇒ リフォローされなかったらアンフォロー ⇒ ツールでピックアップ ⇒ 無差別フォロー・・・」を繰り返す方法です。ツールはGoogleで探せばいくらでも落ちてます。
フォローすれば、ある一定の確率でリフォローしてくれるので、機械的に作業を行っていれば、1,000フォロアーくらいならすぐにゲットできるでしょう。
絶対に真似しないでください。
この方法だと、同じように「フォロアーを集めたいだけの人」しか集まりません。
フォロアーが1,000人以上いて、つぶやきが数十件とかどうみても不自然ですよね。有名人でないと無理ですよ。
フォロアーを見かけだけ増やしたアカウントは、ある程度ツイッターを使いこなしている人にはすぐにバレてしまい、相手にされないでしょう。
横断禁止 / sekido
ツイッターの肝は「リツイート(RT)」
ツイッターで何をつぶやけばよいか?それは、ずばり「読み手に役立つ情報」です。
ぶっちゃけ言ってしまうと、あなたの「おはよう」「お腹すいたー」とかのツイートは、他の人にとってはぶっちゃけどうでも良い情報なんですよねw とはいっても、毎日気の利いたつぶやきを続けるのは難しいのも事実です。
そこでお勧めなのが、「見かけた面白い情報を、リツイートすること」です。
ネット上で見つけた面白いブログ記事やニュース、他の人の面白いつぶやきをリツイート(RT)するのです。面白いと思ったものを紹介するだけなら、難しいことはないですよね。簡単なコメントをつけてあげると、さらに良いと思います。
あなたが選んだ他ソースのネタということだけで、読まれやすくなります。ネタ元の管理人も、リツイートされて、自分が発信した情報が広がっていくことは、嬉しく感じます。
リツイートとは、「この話、面白いよ」つまり「クチコミ」なのです。情報元から直接勧められるより、第三者から「あそこは面白いよ」と薦められたほうが信用があります。だから、リツイートされると、ネタ元も嬉しいのです
実は、記事を「おもしろかった」といったつぶやきをつけてリツイートすると、ネタ元にも伝わる(Topsyやツイッターの公式ブログパーツ)ので、ネタ元はその記事をリツイートしてくれることが多いです。なぜなら、自分で自分の記事を「おもしろいですよ」とは言えないので、他の人の声をリツイートすることで、アピールできるからです。リツイートこそ、ツイッターの肝なのです。
自分のつぶやきがどんどん拡散していき、その過程で、自分に興味を持ってくれて、フォローしてくれることもあります。この繰り返しによって、自分のツイートの影響力を広げていくことができるのです。
フォロアーを無理やり増やしても意味がない
フォロアーをたくさん集めたところで、つぶやきに誰も反応してくれなければ、砂漠に水をまくようなものです。
繰り返しになりますが、ツイッターの本質は、「いかにリツイートされるか」です。自分のつぶやきやブログ記事がリツイートされて、「第三者のお墨付き」が得られてることで、ツイートが広く伝播していけます。
日ごろから交流しているフォロアーがどれだけいるかが重要なのです。極論を言うと、自分のフォロアーの数より、ツイッターで濃く交流している人達が持っているフォロアーの総数の方が大切です。
何万とフォロアーを持っている方がいますが、私は有名人以外は基本スルーです。第一に不自然だし、そんなにたくさんフォロアーがいる方に対してつぶやいても、他のつぶやきに埋もれてしまって、相手にされないと思うからです。
周囲とじっくり交流していくことで、フォロアー数がナチュラルに増えて、機能するネットワークを築けるのです。地道に増えたフォロアー500人は、無差別フォロー1万人よりも強いです。
フォロアーが増えないからといって、功を焦ってはいけません。そう簡単にフォロアーは増えないですよ。数年かけるつもりで、じっくりやりましょう。
Twitter New Item / amadeusrecord
プロフィールをキッチリ書く
私は、必ずプロフィールを読みます。いくらつぶやきが面白くても、プロフィールがない人をフォローすることはありません。もっと言うと、ブログのURLが紹介されていない場合もフォローすることは、有名人以外はほとんどありません。
なぜかというと、ツイッターのつぶやきだけだと、文章が短すぎて、どんな人なのか判別できないからです。ブログであれば、記事をざっと読めば、どんな人かはおおよそ察しがつきます。
もしブログを運営しているのであれば、プロフィール欄にブログのURLを記入したほうが良いと思います。
Bike’n Trikes @ O’Connell Street in Dublin, Ireland, our love, weekend – 28/03/2010 – enjoy the evolution on wheels with fun and grace! Magic in the heart of the irish capital!:) / UggBoy?UggGirl [ PHOTO : WORLD : SENSE ]
ブログとの相乗効果
さらに有効なのが、ブログからツイッターへの誘導です。ブログが面白ければ、ツイッターもフォローしてくれることが多いようです。
私もこの数ヶ月で600人ほどフォロアーが増えました。その多くは、ブログで「はてブトルネード」が発生して、ブログに爆発的なアクセスがあったときにフォローしてもらった方々です。
ブログ上でも、ツイッターアカウントを、強くアピールすることをお勧めします。お勧めは、当ブログでも利用させてもらっている、twitterFollowBadgeというブログパーツです。広く使われていて、目立つのでお勧めです。
また、ブログの更新履歴をツイッターで流すことも効果的です。ツイッターでブログ更新を知りたいニーズは確実にあります。面白い記事がリツイートを繰り返されて、バイラルループで爆発的に伝播する様子は圧巻ですよ!
ブログとツイッターを両輪として、コロコロ転がしていく方法(©netaful)が、現時点で、もっともエキサイティングなブログ・マーケティング手法だと思います。
Klout値を意識する
GoogleのPagerankと同じように、ツイッター上での影響力を表す値があります。Klout Scoreです。
Klout Scoreとは、Twitter上の影響力を数値化するものです。基本ロジックは「Twitter上の影響力を数値化するKlout Scoreの全容を解明してみた」に詳しく掲載されています。
相手のツイッター上での影響力を調べるには、フォロアー数ではなくて、Klout Scoreを調べた方が確実です。自分のツイッター上での活動も、このKlout Scoreを上げる方向に努力したほうが良いと思います。
ちなみに、Klout Scoreは有名なツイッターのウェブクライアントであるHootsuiteなら、アカウント名をクリックすると見ることができます。The Standard for Online and Internet Influence | Klouでも調べられます。
ちなみに私のツイッターアカウントは、Klout Score=50~52あたりをふらふらしてます。ご自分のKlout Scoreは調べておくと良いとよいでしょう。
私は、Klout Score=60を目指して頑張ります!