近所のスーパーで見かけた表記。
東北産牛すき焼き用肉(肩ロース)
ぱっと見美味しそうなお肉ですが、表記の内容がわかりにくいです。
以前の記事でも述べたように、「和牛」と「国産牛」とでは、意味が全く違います。
「和牛」の称号は、日本国内で生まれて育てられた牛にしかつけられないのに対して、「国産牛」については、外国から生きたまま輸入して、3ヶ月日本で過ごすだけでも「国産牛」と名乗ることができてしまいます(輸送コストを考えると、実際はほとんど無いのでしょうけど)
今回のように「東北産牛」と表記されれば、上記の意味の「国産牛」より、安全のように感じますが、実際は「東北産の国産牛」という意味で、国産牛となんら変わらないはずです。
なぜなら、和牛だったら「東北産和牛」と表記するからです。それだけで、2倍以上の値段で売れるでしょう。
産地名を表記したほうが信用度がアップするという心理学を利用した、上手い表記だとは思います。けど、なんか不自然な気がする。
調べたところによると、国産牛とは「ホルスタインの去勢牛」と「F1交雑種のメスと去勢牛」がほとんどで、特にF1交雑牛は味が和牛に近くて安くて美味しいのですが、「交雑牛」って響きが悪いせいか、スーパーなどでは表記を見かけません。「国産牛」の呼び名で同じくくりにされているみたいです。
私のようなひねくれ者も居ますので、F1交雑種は国産牛と表記せず、F1交雑牛と表記してくれた方が、納得感があると思いました。
コメント
記事の趣旨とは違うけど、このお店は信頼できなかもしれません。
バーコードの右端の一桁をとって次の5桁が価格です。
だから、最初から872円で売る気で、割引は偽装かもしれませんよ。
本当の割引はこの5桁の数字より安くなっていることです。
なるほど。
訂正線を引いて、新しい値段を表示するのであれば、バーコードには元の値段が表示されていないとおかしいですよね。二重価格かも知れませんね。
面白いなー。