以前に「私の書きたいレビュー」を考えた事がある。
あれから半年がたち、レビューもいくつか上げてきた。
そのなかで、「これが自分のスタイルだな」というものが、まとまってきたので、メモしておきたいと思う。
「私が書きたいレビュー = 私が読んで面白いと思うレビュー」には、いくつか必要なパーツがあることに気がついた。下に記す。
これらのパーツが不足すると、読み足りないレビューになってしまうのだ。
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パーツ1.レビュー対象の「歴史」
何物でも、歴史を持っている。
「どんな経緯で作られたのか」みたいなことだ。事実をしっかり調べなくてはいけない。
レビュー内容の信用度が上がり、内容に厚みが増す。
パーツ2.自分の知識と経験
こんどは逆に、「自分側の歴史」だ。
レビュー対象に関係したこれまでの人生で得た経験や知識を、レビュー対象と対比させる。
レビュー対象が、これからの人生をどう変えてくれるのか?を考えるのである。
これは、レビューの本質的な定義と言い換えても良いかもしれない。
パーツ3.率直な感想、感覚
レビュー対象に出会ったときの、素の感想。
「美味しい!」「すばらしい!」など何でも良い。下手な文学的な文章より、いつも考えているようなシンプルな言葉で良いと思う。心からの叫びは、文章に必ず乗り移る!
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時系列の文章は書かない
それともう一点、文章の構成について。
最近私は、レビューを時系列で書かないようにしている。主張、テーマを明確にして、それを軸に文章を組み立てるようにする。
時系列に記事を並べると、記録文のようになってしまい、面白くないのだ。
面白い文章は、事実の向こうにある、書き手の主張や意見がメインとなっている。
私もまだまだ実力が足りないので、今後も修正すべきところは増えてくるだろう。
気がついた時点で、再度まとめてみたいと思う。
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