杉井酒造さんの見学レポートの続きです。
酒作りというと、初冬になると杜氏さんが出稼ぎの人たちと酒蔵にやってきて、寝泊りしながら冬に酒作りをする……。そんなイメージがありました。
杉錦さんのところは、杜氏さんは雇っていないそうです。杉井社長自身が杜氏になって、若い社員達と作っているそうです。
気になったのはこちら。
化学会社のような、色々な測定機器とパソコンが並んでいます。
アルコール濃度や、比重(日本酒度)といった値を測定して、品質を確認しながら作っているそうです。
お酒は、年によって、味が変わってしまうそうです。
その年の気候や、お米の出来、そして、酒米を蒸かすときの米の吸水量なども、お酒の味に影響します。
以前は、杜氏さんがちょっと舐めたりして、五感を使って確認しながら作っていたそうです。
しかし、それではなかなか技術が後輩に受け継げないらしいのです。
科学技術を利用するのは、別に楽をしたいと言うわけではなく、美味しいお酒を代々造って行きたいという、心意気の結果だと思います。私はすごく賛成です。
さて、最後はお楽しみの試飲タイム!
色々飲まさせていただいたのですが、一番面白かったのが、純米&山廃仕込のお酒です。
精米歩合が90%で、全然精米していないお酒です。複雑で濃厚な味がして美味しかったです♪
これまでのお酒は、吟醸系の「淡い酒」が流行っていましたが、その流れを全く逆に行く味です。
売り出されたら、ぜひ買ってみよう。
今回杉井社長には、長い時間素人相手に色々説明して頂きました。
本当に感謝しています。
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