一つの自宅サーバーで、複数の独自ドメインでホームページを公開したい場合は、「バーチャルドメイン」を利用する。
複数ドメインを利用するには、まず、すべてのドメインの設定を、全て自宅のIPアドレスに向けて設定する。
しかしこのままでは、どのドメインにアクセスしても、同じページが表示されてしまう。
そこで、バーチャルドメインという仕組みを利用する。
バーチャルドメインを利用すると、aaa.comは/www/aaa/カテゴリに、bbb.jpは/www/bbb/カテゴリにジャンプというように、ドメインごとに対応するカテゴリを決めることができるのだ。
レンタルサーバーも、この仕組みを利用しているはずだ。
+++
Apacheの設定ファイルhttpd.confは、http://fedorasrv.com/apache-virtualhost.shtmlをもとに設定。
内部向けDNSサーバーへドメイン名反映は、「DNSサーバー構築(BIND)を参考に、追加したWebサイトのドメイン名(virtual.com)のゾーン定義ファイル及び、正引きゾーンデータベースを作成、named.confへ作成したゾーン定義を取り込むinclude文を追加して、内部向けDNSサーバーへ反映する 」
とあるが、その方法が良くわからない。
色々いじった結果、ようやく動いた。
そのときの作業メモ
+++
1) /etc/named.caching-nameserver.conf に下記設定を追加
view internal {
match-clients { localnets; };
match-destinations { localnets; };
recursion yes;
include “/etc/named.現行サイト.com.lan”;
include “/etc/named.追加サイト.com.lan”; ←追加
};
2) vi /etc/named.追加サイト.com.lanを新規作成
zone “追加サイト.com” IN {
type master;
file “追加サイト.com.lan”;
allow-update { none; };
};
3) vi /var/named/追加サイト.com.lanを新規作成
$TTL 86400
@ IN SOA 追加サイト.com. root.追加サイト.com.(
2007031400 ; serial ←シリアル番号は日付を参考にオリジナルなものに変更
3600 ; refresh (1 hour)
900 ; retry (15 minutes)
604800 ; expire (1 week)
86400 ; negative (1 day)
)
IN NS 追加サイト.com.
IN MX 10 追加サイト.com.
IN A 192.168.1.2 ←サーバーIP
+++
これらのファイルは、基本的には/etc/、 /var/named/の配下に作成する。
しかし、chrootを導入している場合は、対応するchroot/以下のディレクトリに作成し、/etc/、 /var/named/に対して、シンボリックリンクを貼ったほうが良いかも
シンボリックリンクとはwindowsのショートカットのようなもの。コマンドは「ln -s リンク元ファイル リンク先」
コメント