個人ブログには、大きなチャンスがある!(戦うエリアを間違えなければ)

YMYL分野から始まったE-A-Tを重視するGoogleコアアップデートは、またたく間に周辺のジャンルにも拡大していきました。

個人運営のブログでは、ビッグキーワードでの検索上位を狙うことが難しくなってきている、という印象を持っている方は多いと思います。

しかし、戦うエリアを間違えなければ、個人ブログには大きなチャンスがあります。

個人ブログでしか伝えられないこともあると考えています。

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個人ブログでの、商品名キーワードでの上位表示は難しくなった

Googleのコアアップデートにより、YMYL(ユアライフユアマネー、人々の生活にとって重要な情報)やその周辺の話題に関する記事は、書き手のE-A-T(専門性/権威性/信頼性)を重視するようになりました。

検索上位は大手ショッピングサイトやニュースサイトが占めてしまい、どこの誰だかもわからない個人ブログの記事は、なかなか上位に上がりにくくなってきています。

以前は、「記事タイトル商品名やブランド名などの固有名詞を入れよ」は、ブログの鉄則でした。商品レビューの記事ならば、該当する商品名をタイトルに入れることで、検索上位に上がりやすく、コンバージョンも上がりました。つまり、アフィリエイトで収入を得ることができたのです。

ところが、現在は、商品名やブランド名で検索すると、公式サイトや信頼の高い上場企業などで占められてしまっています。

商品名、ブランドではなく目指す「状態」のキーワードを狙う

商品名SEOは難しくなっていますので、キーワードを別の軸に移すことで、個人ブログでも付け入るチャンスはあります。別の軸とは、商品名ではなく、商品を購入することによって目指す「状態」です。

たとえば、無線レーザーマウスを紹介する記事でしたら、

「超小型アンテナ&ワイヤレスレーザーマウス Logicool VX-N」

というタイトルでなく、

「グチャグチャなマウスケーブルをスッキリさせる方法」

というような、タイトルにしてみてはいかがでしょうか? 「マウスをスッキリさせる」ことが、目指す状態です。

「マウスケーブル グチャグチャ」「マウスケーブル スッキリ」などのキーワードで検索する人は必ずいるはずです。

個人ブログの強みは「体験談」 一次情報となる

個人ブログの強みは「体験談」を書けることです。

実際に商品を使ってみて、使用感や使用シーンといったところを、自らの実体験をもとに書けば、これから同じ商品を買おうと考えている人にとっては、公式サイトの情報以上に価値のある情報になります。

体験談は、書き手によって、状況が異なるため、オンリーワンの情報となります。一次情報です。

失敗談も、貴重なブログ記事のネタになります。失敗談のようなマイナスの情報は、公式サイトには掲載されにくいですし、掲載されていたとしても、非常にわかりにくくしてあるはずです。

人々は失敗したとき、なるべく早く現状を復帰しようとします。トイレの水が止まらなくなったら、人々はなりふり構わず、水を止める方法を探すでしょう。そんなときに、過去に同じ失敗した人の体験談を見つけたら、むさぼるように読むはずです。

先日、Googleは「プロダクトレビューアップデート(深く掘り下げたレビューコンテンツをより高く評価するアルゴリズム更新)」を英語圏で行ったということです。

レビューを実体験をもとに書ける個人ブログは、追い風になると私は考えています。

【参考】Googleプロダクトアップデートのターゲットはアフィリサイト?、将来的には通常のランキングアルゴリズムに組み込まれるかも

高品質なレビュー コンテンツを提供できるように次のアドバイスを Google は僕たちに与えています。

  • 商品について適切なところで専門家としての知識を表現しているか
  • 製造メーカーが提供している内容以上の独自のコンテンツとともに、その商品が実際にどのように見えるかやどのように使われるかを表しているか
  • さまざまな性能面でその商品がどのくらい優れているかの評価について定量的な判断方法を提供しているか

・・・ 以下省略(引用先を参照のこと)

生活感のある日記のような記事だからこそ、信用が生まれる

以前のように、商品キーワードで大量のアクセスを得ることは難しくなっていますが、個人ブログの強みである「実体験レビュー」のエリアは、いまだ健在です。

デリケートな話題については、公式サイトよりも、生活感がにじみ出る個人ブログの記事の方が信頼されますし、リピーターもつきます。

社会的に信頼度の高い、公的サイト、公式サイト、大手企業サイトなどに勝とうとせず、個人ブログが強みを活かせて戦えるエリアで戦えば、依然として個人ブログにも大きなチャンスはあると思います。

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