いわゆる「マイルドヤンキー本」を読みました。
マイルドヤンキーの要素は自分にもたくさんある。ヤンキーに憧れていたこともある。昔ヤンチャだった人も、歳をとればマイルドになっていく……。
マイルドヤンキーと聞くと、なぜかモヤモヤします。
ヤンキーは何時の時代にもあるファッションの一つ
私が子供の頃のヤンキーといえば、短ランにボンタンでした。
正直言うと、当時は「カッコイイ」と思っていました。フルにヤンキーにはなれないけど、学生服のズボンを少しだけ太くしたりと、部分的にヤンキー要素を入れていました。
今ならあり得ないスタイルでしたが、当時は別に変なファッションだとは思っていませんでした。
つまり、ヤンキーとはその時代のファッションの一つなのだと思います。
ヤンキー武勇伝は面白い
「昔はヤンチャだった」という人は周りにたくさんいます。しかし、そういった方々と、地元の勉強会や保育園の保護者として、普通に一緒に活動をしています。
彼らが語る、若かりし日のヤンチャ思い出話は、最高のコンテンツです。彼らの武勇伝を聞いていると、自分がつまらない人間に見えてきます。
人生は、多少踏み外すくらいの方が面白いのではないかと。昔のヤンチャ話がひとつでもあれば、一生面白く話せます。
ヤンキーの要素は、人生に厚みを与える重要なパーツなのです。
誰でもヤンキー要素は持っている
本書にある「マイルドヤンキー」の特徴は、誰でも少なからず持っていると感じました。地方に住んでいる方は、マイルドヤンキーに共感できる部分が都心の方より多いと思います。
自分はヤンキーではないと言う反面、自分もヤンキー要素を持っていることに、ちょっと満足したりします。
つまり、誰でもヤンキー願望を持っているのかなと。
本当はヤンキーが好きなくせに、マイルドヤンキーを低いレイヤーとして位置づけてしまう矛盾。
本書を読んでいるとそんなモヤモヤを感じてしまいます。
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