スポーツを上達すると、人生が豊かになります。しかし、ただ漠然と練習をしていても、センスが悪いと上手くなりません。
気持よくプレーできる体の動きを知ることが第一です。フォームが悪い状態で練習しても、どんどん悪くなるだけです。
一番力が入り、気持ちが良い方法を選択する
スポーツは、やっていて気持ちの良いものです。痛かったり、爽快感のない動きは、続かないですし、再現しません。
例えばリフティングなら、ボールの中心を足の甲でしっかり蹴れば、力を入れなくても、まっすぐに気持よく上に蹴れます。ちょっとでも芯が外れると、足首に負担がかかったり、上手く蹴れずイライラしてきます。
ゴルフは、ボールに自分が合わせるのではなく、自分がいちばん気持よく振れる場所に、ボールを置きます。ガチガチに固めたフォームでは、力が入らず、気持よく振れませんし、再現しません。
水泳は、ストリームラインを作れないと、ロスが大きくなってしまいます。それでも、しっかり伸びた方がロスが減って気持よく泳げると脳が理解すれば、体の動きが気持ち良い方向へ向かい、身体が変化していきます。必要な筋力や柔軟性は後からついてきます。
本物を見る
気持ちの良いフォームは、人それぞれ異なります。自分にとっては良いフォームでも、他の人にとっては感覚が合わない場合があります。とはいえ、気持ちの良いフォーム自体を勘違いしていると、いつまでたっても上達しません。
フォームを学ぶ一番よい方法は、トッププレイヤーのプレーを観察することです。そして、一番自分に合いそうな選手を見つけて、真似をしてみましょう。
トッププレイヤーの身体の動きは、精錬されています。自分にとって気持ちの良い動きを見つけて、精度を磨いてきたからトップになれたのです。
ビデオで自分を見る
自分はイメージ通りに動けていると思っても、実際は全く異なる動きをしていることはよくあります。ぜひ、ビデオで自分のフォームを撮影して、客観的に観てみましょう。
iPhoneなどのスマートフォンには、優秀なビデオ機能があります。スローモーション撮影を利用すると、フォームの細かいチェックが可能です。
Youtubeなどでトップ選手のプレーと比較して、自分の身体の動きとどう違うかを考えることで、より理想的な動き方に近づけるでしょう。
大きく変化させる
感覚を変えるくらいでは、フォームは変わりません。やり過ぎるくらい大きく動きを変えてみましょう。
例えばゴルフでフェース面の先っぽにしか当たらないのであれば、逆に根本のシャフトにボールを当てるくらいのつもりで振ると、ちょうど芯に当たったりします。
練習日誌をつける
練習中に気がついたことを、メモしておきましょう。今ならスマートフォンのメモ機能や、エバーノートを利用すれば、その場でメモできます。
プレーを言語化しておくと、調子が悪くなったときに、以前はどんな感じでプレーしていたかをチェックできます。身体が動くようになってくると、次第に無駄な動きをしてしまうこともあります。
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