南アルプスマウンテンマラソンに出場しました。2017-2018年シーズン初戦のレースです。
距離は21kmで、ハーフマラソンとほぼ同じ。ロードや林道が多く、走れるコース。ただし累積標高差が約1,000mと、それなりにハードでした。
タイムは2時間12分。雨のコンディションを考えれば、上出来の走りができました。
スタート前
コースの中に、ヤマビルの生息地があるとの事前情報。ヤマビルファイターを購入して、トレイルシューズにたっぷりスプレーしておきました。
レースの舞台は川根本町。スタート地点は、千頭駅の近く。静岡市の自宅から、国道362号線で1時間20分くらいでした。
駐車場からスタート地点までは橋を渡って500mくらい。スタート地点に更衣室や荷物預けがあります。ワゴン車など車内で着替えができる車なら、車から走る格好をして向うのがベスト。
スタートのポジションは自己申告。一番前からサブスリー、サブフォー、サブ5と、大ざっぱに表示がしてありました。
朝からあいにくの雨。装備はいつもの格好の上に、富士登山競走の試走用に購入したノースフェースの雨具を着ました。
スタート3分前。GPSウオッチを見ると、衛星が補足できてない。まあなんとかなるだろうとそのままスタート!
前半はずっと登り
前半はとにかく登り!ロードを登っていきます。結構キツイ。息が上がってしまい、パワーウォークに切り替える区間も。
3kmくらいの神社を抜けた後は、斜度が緩やかに。心肺も落ち着いて、良いペースで登れました。
二つ目の智者山神社の先は本レース一番の急登。
キツかったですが、距離が短かったので助かりました。
中盤は気持ちよく走れるコース
最高点を過ぎた後は、未舗装の林道へ。なだらかな下りで、気持ちよく走れました。
ところが、ここで女子ランナーにパスされて、「なにー」とスピードアップ。だけど、スピード上がらない。
怪我してから、下りの練習はほとんどしてないので。スピードアップのために、今後は下りもやっていこうと思いました。
10km過ぎからは登り基調に。そんなに斜度はキツくなく、しっかり走りました。
フカフカの気持ち良いトレイルがありました。しかし、すぐに終わってしまいます。ロードと林道とトレイルが交互に続きます。
後半は周りにランナーがいなくて、一人で走る時間が長かったです。一箇所だけロストしそうになりましたが、なんとかテープを見つけてセーフ。
一人でトレイルを走っていると、自分の足音やザックの音、そして雨音しか聞こえてきません。一番集中していた区間です。
ゴールまで
最後の下りのトレイルはかなりの斜度。雨のため滑りやすく、スピードを落としてセーフティーに降りました。グリップが効かない斜面はミニスキーみたいに降りました。ここで3人くらいに抜かれましたが、まあしょうがないです。
最後はゴールまでロード。20km過ぎで後ろに2人いて、これ以上抜かれたくないので、ラストスパート。
後続を引き離して、ゴール!
タイムは2時間12分くらいでした。あわよくば2時間くらいを狙っていましたが、雨で下りのスピードが落ちてしまったので、こんなもんでしょう。
正直朝のスタート前は、雨でテンションダダ下がりでした。でも、雨の中のトレイルも、ちゃんと装備を整えれば、快適に走れます。
雨のおかげで、暑くもなく寒くもなく、気温的にはちょうど良く、気持ちよく走れました。
レース後は山菜やお芋がたくさん入った豚汁を頂きました。美味しかった。
あと冷たいお茶が嬉しかったです。川根茶ですね。走ったあとは、カフェインを欲します。
TJARの選手がたくさん
望月将悟さんの呼びかけで、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)の選手たちがたくさん来てくれました。
スタート前の挨拶では「絶好の天気」とコメントする方が多い! さすがTJAR完走者のメンタル強いです。前向きですね。
確かに山は晴れていたほうが楽しいですが、雨のトレイルも悪くなかったです。非日常を楽しめました。
レース後に岩崎勉さんをみつけて、声をかけさせてもらいました。
私は去年、アキレス腱を断裂して歩けない時期に、TJARのテレビ番組を見て完走を知りました。しかも、TJARの完走するために会社を辞めてトレーニングに集中してきたエピソードを知り、感動しました。力をもらえました。
お会いできて、本当に嬉しかったです。
【コースの様子】
【公式サイト】