不動産ディベロッパーベンチャーとして起業し、上場までの登りつめたものの、サブプライムによる不況により倒産、自己破産、そして30歳で400億円の負債を抱え込んでしまった筆者。
30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由
その後、しっかり身の回りを精算して、ビジネスシーンで復活しています。修羅場をくぐった人間は強いと言われますが、まさにその道を歩んできた筆者の言葉は重かったです。
自分でビジネスを展開している方、また、これからビジネスを興そうとしている全員にお勧めの本です。
本気を出し尽くしての失敗
逮捕や倒産、闘病は、勝負を厭わずに生きる男の勲章だというのである。
もちろん、逮捕や倒産は社会的に褒められたことではない。
ただ、勝負して、究極の状況を体験できた男は強くなる。
会長自身、逮捕や倒産は経験してきた。
いわゆる「若気の至り」は二種類あると思います。一つはふざけて調子に乗ってやってしまったもの。もう一つは、本人は本気で打ち込んだ結果としてのもの。
前者は論外ですが、後者であれば、たとえ周囲からは「ばかじゃないの?」と思われようと、その経験は必ず人生に活きるでしょう。
ビジネスにおける理念の大切さ
目的と目標は異なる。
目的はつまり理念。
その先に目標=結果がある。
軸足をぶらさない。
これが全てに通じる発展の基礎である。
ビジネスの利益の源泉は「信用」です。
その場しのぎの対応ではなく、理念のもとで一貫した行動を積み重ねていくことで、信用を築いていけます。
会社の理念は飾り物ではありません。自分の業務が正しい方向に向かっているか、毎日照らしあわせてチェックすべき最重要なものです。
チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ
日本は、大失敗した人を「ほらみたことか」といわんばかりに、寄ってたかって叩くという悪い文化があります。出る杭は打たれるのです。
チャレンジをしていない人が安全な場所から、チャレンジしている人に石を投げているように見えます。
しかし、大失敗を経験をすることで、その反対のことをすれば成功できることが理解できます。周りからの悪口の中には、ビジネス改革のヒントも多いでしょう。
石を投げても、その人は成長しない。石を投げられた人は強くなる。
チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。
via: 本田宗一郎
世の中の成功法則を煮詰めると「やれ!」ということです。チャレンジするから得られる。チャレンジしなければ、 なにも得られないのです。
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