ランチェスター戦略という言葉だけは、以前から知っていました。
弱者は「接近戦」「ゲリラ戦」を選択したほうが、戦果が高くなるという、ランチェスターの法則から生み出された戦略です。
この戦略は、ビジネスはもちろん、スポーツでも成り立つと考えました。一般人の人生の成功法則の一つとして、覚えておいて損はありません。
ビジネスは、ジャンルを絞って接近戦へ
商品数やジャンルを広げすぎると、大手スーパーや、Amazonのようなネットモールには敵いません。特にインターネットは飛び道具なので、ランチェスター第二法則である質×量の二乗に当てはまり、物量に勝る大手に対抗するのは難しいです。
個人、中小が行うべきは、商品、ジャンルを絞っての接近戦です。ランチェスター第一法則、質×量の一乗となり、個々の一騎打ちなら勝算が出てきます。
スモールビジネスで一番の方法は「ファン」を作ることです。明確で魅力的なコンセプト、タイトル、ライフスタイル、継続力を結集して、ファンを一人づつ増えてくれれば、確実にマーケットを拡大できます。
スポーツは点差を無くす戦術を取る
サッカーやバスケットなどの球技は、ディフェンスラインでボールを回して、可能な限り時間を使う。相手にボールを持たれる時間を減らすことで、失点を最小限にすれば、一発逆転の可能性があります。
マラソンなら、雨や高温、低温、アップダウンが多いレースを狙います。高速選手のスピードが落ちるからです。もし「暑い日のレースが好き」といった、得意なレース展開に持ち込めれば、上位に食い込める可能性が出てきます。
スポーツをするなら、弱者の戦術を知っているかどうかは、大きな差になってきます。
手持ちの戦力で何ができるか?
手持ちの武器で何ができるのかを考えることは、とてもクリエイティブな作業です。
人間は範囲を制限されたほうが、創造性を発揮しやすいとも言われています。
自分の能力や武器を棚卸しして、一点突破できる最も効果的な戦略を練ってみましょう。いわゆる「一発屋」ですね。しかし、一発でも当たらないと、次へは行けません。
エリア狭めて、持てるリソースを集中して、泥臭く粘り強く戦っていく。
スマートではありません。しかし、ランチェスター法則に従っていて、実は成功への一番の近道です。
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