個人で、Kindle出版で売れる本をつくるには、戦略が必要です。周りをウォッチしている限り、戦略的に売っている人はごくわずかです。
私自身の経験と、他の著者さんの「上手いなー」と思うところから、「末永く売れる」ためのノウハウをリストアップしてみました。
「絶対に売る」と決める
あなたは、本は勝手に売れると思っているのでは? 残念ながら、Kindle本は放っておいたら、全く売れません。ライバルがひしめく激戦区です。ただアップロードしただけでは、誰も見向きもしてくれません。
自力でお客さんを引っ張ってきて、売らないと、おそらく一冊も売れません。いつか売れるだろという気持ちは捨てましょう。あなたが売らなければ、Kindle本は売れません。
「絶対に売る」という決意を持っておきましょう。いざというときに躊躇して動けません。チャンスを逸してしまいます。
売れるほど売れるの法則を知る
なぜ売らなければいけないかというと、ネットでは「売れないと売れない」からです。禅問答みたいですが、真実です。
ネットではスケール則が働きます。売れたという事実があるだけで、ランキング上位に上がり、全国に情報が広まり、更に売れるのです。ここに本質があります。
Kindle電子書籍は、Kindleランキングが一番重要です。ランキングでまず100位以内を目指しましょう。そして、10位以内に入れれば、加速度的に売り上げ数が伸びます。
電子書籍で売れやすいテーマを選ぶ
Kindleなどのタブレットやスマートフォンなどを使いこなせる人しか、電子書籍は読めません。よって、電子書籍で非IT系の話題の書籍を出版しても、売り上げは限定的です。
一番手っ取り早いテーマは、Kindleタブレットの使い方や、Kindleを利用した便利な読書の仕方を書いた本です。Kindle電子書籍で読書したい人全員をターゲットにできますので、売り上げは伸びるでしょう。
他にも、IT系のテーマであれば、売り上げが見込めるでしょう。
ただし、「ネットで稼ぐ」的なテーマの本は要注意です。ここでは詳しくは述べませんが、避けたほうが無難でしょう。
買ってくれた人に礼を尽くす
買ってくれた人には、できる限りの礼は尽くしましょう。
ソーシャルメディア上で紹介してくれているコメントを、お礼と共にシェアしましょう。ブログで書いてくれた書評は、特設ページを作って、紹介してあげましょう。
やれることは、すべてやりきりましょう。
勝負どころで全力を注ぎ込む
勝負は出版した直後の1-3日です。本の表紙に新着の帯がついて、目立ちます。
このタイミングで寝る時間を削って、どれだけプロモーションできるかが勝負です。日が経ってからでは遅いです。
使える手段をフル活用して、1冊でも多く売り上げましょう。ランキングが1位でも上がれば、売り上げは二乗で増えていきます。
一冊目が勝負
Kindle電子書籍を出版してみたものの、あまり売れなかったということになると、まずいです。なぜなら、「電子書籍を作ってみたけど、売れなかった作家」というレッテルが残ってしまうからです。
出版した電子書籍のデータを消すことは可能です。しかし、出版したとい情報はどこかに残ってしまいます。毎回「初めて出版しました!」とも言えません。
一冊目が勝負なのです。一冊目で失敗したら、次はないくらいに考えておくくらいで、ちょうど良いでしょう。
コメント