2019年1月初旬に、カエレバ・ヨメレバは、メインデータをAmazonから楽天に移行することになりました。
これまでは、Amazonの商品画像をメインに、他のショッピングモールを紹介する形でしたが、これからは楽天市場の商品をメインに、Amazonと他ショッピングモールを紹介する形となります。
変更の理由
1.PA-API(AmazonAPI)の規約変更
Amazonから商品データを取得するPA-API(AmazonAPI)の規約が、2019/1/16から大幅に変更になり、一日あたりのリクエスト数が8,640回に制限されることになりました。
カエレバ・ヨメレバからのリクエスト数は8,640回よりも遥かに多いです。アソシエイト売上によるプラス分を考慮しても、リクエストを捌ききれず、現状のままではサービスを継続できません。
ユーザーさんにPA-APIのアクセスキーシークレットキーを取得してもらい、サービス側で預かってリンクを生成する方法で継続する方法もあるのですが、
- キーの漏洩を防止するため、大幅なセキュリティ強化が必要になる
- 売上が過去30日以内に発生しない場合、PA-APIが利用停止になる恐れがあり、責任を取れない
の理由から、現段階では断念することにしました。
規約変更の詳細はこちら [重要] Product Advertising API 利用ポリシーの変更について
これまで、事あるごとに、アマゾンジャパンさんと連絡を取り合いながら運営を進めてきましたが、今回はベターな対応策を見つけることができませんでした。
非常に残念です。これまで色々お世話になったアマゾンジャパンさんには本当に感謝しています。
2.国内ショッピングモールの応援
以前から楽天市場やYahoo!shoppingといった、国内ショッピングモールを応援していきたいという思いがありました。
各ショッピングモールに協力を頂いたキャンペーンや、「イニエスタ来日記念キャンペーン」で楽天を応援する独自キャンペーンも実施しました。
※イニエスタが在籍するヴィッセル神戸のメインスポンサーは楽天市場です。
国内のショッピングモールが盛り上がっていけば、国内のネットショップと社員さんが潤い、国や地域へ支払われる税金が増えて、日本の経済がより良く回るようになります。
その想いに共感してくださった楽天市場さんにご協力いただき、楽天ウェブサービスを利用したサービス運営に舵を切ることにしました。
今回の件を前向きに捉え、カエレバ・ヨメレバは、国内ショッピングモールを応援するサービスに生まれ変わります。
新しいリンク
メインの商品画像と商品名のリンクが楽天市場になる他は、見た目はこれまでと変わりません。商品タイトルも、自由に書き換えできます。
【カエレバ】
【ヨメレバ】
サービスの目的を再確認
「カエレバ」ブログパーツは、ブログ上で、特に量販品を紹介するためのブログパーツです。アマゾン、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの複数のネットショッピングモールへのリンクを表示することで、アフィリエイト報酬のとりこぼしを減らせます。
楽天ポイントを貯めている人はAmazonでは買いません。彼らは、あなたが紹介した商品を買おうと思っても、楽天へのリンクがなければ、楽天市場へ移動して探します。報酬率を意識して楽天を紹介しないことは、読み手のニーズ無視した、無意味な機会損失です!
via: カエレバ冒頭
カエレバは「買えれば(カエレバ)どこでもよい」というネーミングの元に開発しました。
読者はお気に入りのモールですぐに買い物でき、ブロガーはアフィリエイト収入の取りこぼしをなくせる、Win-Winのサービスです。
開発した2010年当時は、Amazonのウェブサービスしかなかったので、Amazonを軸にしたサービスにしましたが、楽天市場を軸にしてもサービスの目的は揺らぎません。
今後の予定
2019年1月初旬に、順次切り替えを行います。
切り替えの際には、@kankichiでお知らせします。
注意事項(気がついたら追記します)
1.過去のリンク
過去にカエレバ・ヨメレバで生成したリンクは、今後も継続して利用できます。当ブログでも、リンクを張り替える予定はありません。
#カエレバ の件、どんだけ炎上するかとビビってましたが、前向きのコメントが多くて、ほっとしています。
過去に生成したリンクも、現時点で作ったリンクも、今後も利用できるのでご心配なく。生成したリンクは静的HTMLなので、PA-APIの制限とは無関係です。大きな変更がない限り、ずっと利用できます
— かん吉 (@kankichi) 2018年12月28日
静的HTMLで生成済みなので。PA-APIの制限とは関係ありません。今後もよほど大きな仕様変更が無い限り、永久的に使えます。
しかし、上記の通り、カエレバ・ヨメレバはサービス内容を大幅に変更してしまうため、今後は過去リンクについてはフォローがしにくくなります。
急ぐ必要はありませんが、時間があるときに、メインのリンクだけでも、新しいリンクに貼り替えておくことをお勧めします。
2.kindle本の紹介
Kindleダイレクト・パブリッシング(セルフ出版)で出版したKindleでしか売っていない本は、ヨメレバで紹介できなくなります。楽天ウェブサービスを利用するので。
私もしばらく実際に運用してみて、これだけは困りました。
代替案としては、Amazonの公式リンクを利用してもらうか、WordPressを利用されているサイトであれば、アマゾン公式プラグインをカエレバ・ヨメレバ風に利用する方法があります。
当ブログでは、Kindle本紹介に公式プラグインを利用しています。PA-APIの売上による制限がないので安心です。
アマゾン公式プラグインをカエレバ風に利用する方法 Amazon Associates Link Builder
WordPress以外のブログサービスをご利用の方には、アイデアがあるので。今後新しいサービスを開発していく予定です。
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断腸の思いではありますが、このような決断をさせていただきました。
2010年から8年続けてきたサービスです。これを期に終了という選択肢もあったのですが、コンセプトを新たに「存続」の道を選択しました。
国内ショッピングモールを応援するという主旨に賛同してくれる方は、ぜひ今後もご利用頂ければと思います。