中古車の香水(芳香剤)の臭いは、そう簡単には消えません。
臭いを消すために、我が家も色々試しました。その内容について紹介します。
中古車購入のいきさつ
先日、追突事故に遭ったさい、車を全損扱いにして、中古車を購入しました。
同じ車種の中古車を見つけて、実物を見に行きました。以前乗っていた車よりも年式が新しく、走行距離が短い車でした。走行年数や値段の割にとてもきれい。
ひと目見て気に入ったのですが、車の中に入ってみると、香水の臭いが。どうも、前のオーナーが犬を飼っていたらしく、臭いを消すために、香水(芳香剤)を使っていたようです。
私はとても気になったのですが、妻は特に気にならないとのこと。自動車整備工場の知り合いに電話で相談したところ、車内クリーニングをすれば臭いは減るそうです。
臭いはよく換気をしていれば、年月が経つと消えていくものです。時間もなかったので、購入を決断しました。
車内クリーニングの効果
自動車整備工場で、車内クリーニングをしてもらいました。
シートや天井、フロアマットなどを、洗剤を利用してすべて水洗いです。
合計二回洗浄してもらいました。臭いは最初の半分くらいになった感じでした。
値段はそれなりにかかりましたが、それなりに効果があったと思います。
しかし、臭いは引き続き残りました。
自力での対策
車内クリーニングをするまえに、いくつか試したことを紹介します。
ファブリーズ
無香料のタイプを、シートや天井にこれでもかくらいに吹き付けましたが、臭いは取れませんでした。
光触媒スプレー
光触媒スプレーを試しました。ネットで評判だったので。こちらもオゾン脱臭と同様、人工的な臭いを消すのは苦手のようでした。
オゾン脱臭
オゾン脱臭も試しました。こちらは近所で実施してくれるところがなかったため、自分でオゾン発生器を購入しました。五千円くらいで購入。
何度もオゾン脱臭を試みましたが、結局香水の臭いは消えませんでした。どうやら、オゾン脱臭は獣臭や体臭、食べ物の臭いといった、自然の臭いを消すのは得意のようですが、香水のように人工的に作られた臭いを消すのは、あまり得意ではないとのことです。
次亜塩素酸
100円ショップで次亜塩素酸を購入し、椅子や内壁、天井にスプレーして、雑巾で拭き取ることを行いました。
多少効果はありましたが、根本的な対策にはなりませんでした。
脱臭炭消臭剤
車内に置いてあります。効果はわかりませんでした。
椅子にごみ袋をかぶせる
調べてみると、椅子からの臭いが一番きつかったので、椅子にゴミ袋を被せてみたところ、かなり臭いを消せました。ほぼ気にならないくらい。
車内クリーニングの前に、帰省やスキーで長距離走行する用事があったので、これで乗り切りました。
臭いがきつい最初の時期は、お勧めの方法です。
換気を繰り返す
中古車を購入したのは、12月でした。年が明けて、春そして夏へとなっていくにつれて、車内の温度が上がり、香水の揮発も増えたように感じます。
特に真夏の時期は、車内が熱されて、かなりの温度になります。香水成分がどんどん揮発していきます。
天気の良い日は、換気のために窓を半開きにして駐車しておきました。
もっとも有効な方法は、「真夏によく換気する」ことかもしれません。
走行中は、エアコンは内気循環ではなく、外気導入にしておけば、臭いも消えますし、換気も進みます。
臭いに慣れる
10ヶ月たった今、完全に臭いが消えたわけではありません。1/10くらいになった感じです。
もう一年たてば、おそらく1/20くらいになっているでしょう。
我が家は子どもたちがサッカーをしてるせいか、色々な臭いが混じってきて、臭いが少しずつ変わってきています。
そして、ここまで来ると、家族全員が臭いに慣れてしまって、ほとんど気にならなくなります。
消臭対策を色々やりましたが、結局、時間が解決してくれたということでしょうか。
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