2019年3月12日にGoogleがコアアルゴリズムアップデートを実施。
検索順位が大きく変動し、多くのアフィリエイトサイトへの順位が圏外へ翔んでしまい、アクセス数が激減。Twitterのタイムラインは、阿鼻叫喚となっています。
しかし、検索エンジンの大変動は今に始まったことではありません。過去に何度も起きていて、そのたびに大騒ぎになっています。
我々は何を準備すべきだったのでしょうか?
検索順位は永遠で無いことを理解しておく
Googleは人工知能を駆使して、どんなページがユーザーの満足度を高めるかを、日々研究しています。
我々ユーザーの情報リテラシーは日々向上していて、同じ検索結果が続くと、満足度が下がっていくからです。
よって、検索順位が永遠に続くことは、考えられません。
検索上位を確保できても、いつかは必ず下がることを前提に、サイトを運営することが大切です。
This week, we released a broad core algorithm update, as we do several times per year. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see these tweets for more about that:https://t.co/uPlEdSLHoXhttps://t.co/tmfQkhdjPL
— Google SearchLiaison (@searchliaison) 2019年3月13日
Googleからの公式ツイート。年に数回あるアップデートの一つだということですが、今回は影響が大きかったんですね。
検索順位が落ちた後に、残ったものが真の姿
集客を検索順位からの流入に頼っているサイトの場合、検索順位が大きく下落すると、アクセス数は激減してしまいます。
検索からの流入が途絶えた、アクセス数こそが、そのサイトの真の姿。真の実力と考えましょう。
検索順位は永遠ではありません。検索エンジンがなくても、定期的に読みに来てくれる読者をどれだけ増やせるのかが、本当の勝負なのです。
サイトではく、運営者自身の成長につなげる
ウェブサイトが成長して、アクセスが増えていく。そして、収益も上がっていくことは、何よりの喜びです。
しかし、ウェブサイトだけ成長しても、衰退したときに何も残りません。
ウェブサイトの成長を、運営者自身の成長につなげていきましょう。ウェブサイト運営者のプロフィールや、Twitterのアカウントを掲載して、運営者自身のフォロアーになってもらうのです。
もし、運営者自身へのフォロアーが多ければ、新たなサイトを立ち上げても、ゼロからスタートではありません。フォロアーさんに新サイトを紹介すれば、最初からアクセスが生まれます。
気に入ってくれたフォロアーさんは、自分のフォロアーに「こんな面白いサイトができたよ」と紹介してくれることも期待できます。スタートから有利になるのです。
アフィリエイトサイト運営者の多くが、自分の運営サイトを公開したがりません。キーワードがバレるのを嫌うからです。しかし、今回のような大変動が起きた場合、何も残りません。
本当に何も残りません。
順位が下落してから、「こんなサイトを運営していた」と公開しても、後の祭り。恥の上塗りです。本当にもったいないです。
勝っている間に、次の時代の種を撒いておく
上手く行っている時は、永遠に上手くいくと思いがちです。しかし、世の中というのは栄枯盛衰。必ずうまく行かなくなります。
やるべきことは、上手く行っているときに、次の時代を乗り切るための種を撒いておくことです。モチベーションが高いときだからこそ頑張れます。
サイト運営であれば、異なるジャンルのサイトに挑戦する。集客方法を変えたサイトを運営する。好きなことを徹底的に追求して、自分自身を高める。
投資に「卵は一つのかごに盛るな」という言葉があります。特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資をして、リスクを分散させたほうが良いという格言です。
サイト運営にも、同じことが言えます。一つのサイトが上手く行ったら、横展開をしたり、全く別のことにチャレンジして、リスクを分散させることが大切です。
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