NHKで「幸福学」白熱教室が始まりました。今週から金曜日の夜に4回連続で放映されます。
1月3日ににプロローグが放送されました。講義を聴きながら、インターネットの弊害について考えたのでシェアします。
幸福には要素がある
ダン博士は、「幸福になることはケーキを作ることに似ています。いくつもの作り方があるように、幸福になる方法もいくつも存在します」と述べていました。
ケーキと同じように、幸福を作るには材料が必要です。幸福の材料とは、
- 人との交わり
- 親切心
- ここにいること
です。
社会的な交わりが多い人、ボランティアをしている人、目の前のことに集中できる人は、幸福になりやすいということです。
講義を聞きながら、インターネットについて思いました。インターネットはこれら「幸福の材料」とは、正反対の活動の場となっている気がしたのです。
ネットは幸福度が低い人が多い?
ネット上では人間関係は希薄になりやすいため、社会的な交わりや、人に親切をする行動が少なくなるように感じてます。
スマートフォンを利用して常に情報をチェックする行為そのものが、目の前のことに集中できず「うわの空」になりやすく、人の幸福度は低下します。
今回の講義を聴いて、インターネットには、人々から幸福を奪う要素が多いことに気がつきました。
最近のネット上では、些細なことから罵詈雑言が飛び交い、炎上も頻繁に起きています。ネット上では人の幸福度が下がるからではないかと考えました。
もちろんネットのすべてが悪いと言っているのではありません。一方で、インターネットは世界中に情報を発信して、世界中の人とコミュニケーションができるという大きな可能性があります。
しかし、上手く利用しないと、知らないうちに自分の幸せを奪っていくものでもあるのです。
ネットを捨てて、街へ出よ
メールチェックの回数を一日3回に制限した人の方が、制限しない人よりもストレスが少ないという研究結果が紹介されていました。
ネットを見ながらダラダラ過ごすくらいなら、野外で運動をしたり、子供と遊んだり、読書をしたり、知人と食事をしたり、ボランティア活動などをして「目の前の事」に集中する時間を多く取った方が、幸福を感じることができるでしょう。
移動の途中でもスマートフォンをいじるのではなく、読書をしたり、手帳にアイデアを書き綴る。インターネットからの情報はGunosyやはてなブックマーク、Feedlyなどを利用して、短時間で効率的に収集する方法を考える。
ネットに依存する生活から脱却して、幸福度を高める生活を目指してみませんか?
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