ガソリン価格が慢性的に高いです。仕事で車を利用している人にとっては、ガソリン代を減らせれば、手取り額を増やすことにつながります。
ガソリン会社が発行するクレジットカードには、10円/L近く割引することができるカードがあるそうです。さてその実態は?
ガソリンクレジットカードは、本当にお得?
ガソリン割引額の大きいシェルスターレックスカードを例に、計算してみましょう。
シェルスターレックスカードは、6ヶ月60万円以上の利用で、レギュラー給油が最大8円/L割引になります。
上限150L一杯まで毎月給油したとすると、月1,200円の割引です。年額だと14,400円。
ポイント還元率はシェル店での利用でMAX1%、その他は0.5%です。リッター150円で月に150L給油すると約37,500円で年間45万円。年間120万円利用のうち45万円分が1%還元、残り75万円分を0.5%で計算すれば、ポイントは4,500+3,750=8,250円分。
合計すると、14,400円+8,250円=22,650円分の還元です。
また、給油量オプション6ヶ月500円を利用すれば、月間350Lまで割引上限が増えます。毎月350L上限まで給油した場合は、約42,600円の還元となります。
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ポイント高還元率で有名なレックスカードで、同じ支払いをしてみましょう。シェルカードと同じく半年で60万円。120万円利用すれば、1.75%の還元率で、21,000円の還元を受けられます。
リクルートプラスカードなら、還元率2%なので、24,000円の還元。年会費が2,000円を引いても、22,000円の還元となります。
つまり、シェルスターレックスカードなどのガソリン会社が発行するクレジットカードは、月に150L以上利用しないと、他のポイント高還元カードよりお得になりません。毎日車で長距離を移動する人以外は、ガソリンカードを持つ利点は低いということです。
本当に割引になっているのか確認を
ガソリン代金が割引になるとしても、元々の金額が高ければ、意味がありません。ポイントや割引分は、実は結局消費者が負担しているケースが多いです。
つまり、割引分だけ元値を高くしているのです。
2円/L割引になるカードを持っていたとしても、5円/L安いスタンドで給油したほうが安いのは明白です。見極めが必要です。
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ガソリン価格の高騰で、ガソリン給油では利益がほとんどないそうです。クレジットカードによる割引も限定的にならざるを得ないのはわかります。高給油量の一部のドライバーだけが恩恵を受けられるようです。
※私が調べた情報を元に記事を書いています。もし間違いがあれば@kankichiまでご連絡ください。
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