ワールドカフェ?ファシリテーター?? 最初は何のことやらさっぱりわからず。
先日行われた「ふじのくに文化情報フォーラム2017」のメインプログラムであるワールドカフェにて、ファシリテーターをしてきました。
色々なアイデアを貰うことができました。貴重な機会を頂けたことに感謝します。
お話を頂いた時は、内容をよく把握しないまま、二つ返事でお受けしました。お世話になっている方からのオファーだったので。
しばらくして、企画書を良く読んでみると、よく知らない言葉が2つも。「ワールドカフェ」と「ファシリテーター」です。まずはこの2つの言葉をググるところから始めました^^
ワールドカフェとは?
何人かの会議での討論のやり方(ファシリテーション)の一形式で、与えられたテーマについて各テーブルで数人がまず議論し、次にテーブルホスト以外は他のテーブルへ移動し、そこのホストから前の議論のサマリーを聞いてからさらに議論を深め、これを何回か繰り返した後に、各テーブルホストがまとめの報告を全員にする方法である。参加者が少人数で自由に発言をしながら、他の人々の様々な意見にも耳を傾ける機会を増やすやり方である。
via: wikipedia
テーブル毎にテーマを決めて、参加者が複数のテーブルを回って少人数でディスカッションをする方法です。一定時間を過ぎると、テーブルを移動することがポイントですね。
「前の組ではこんな話があった」
「前のテーブルではこんな意見が出た」
のような意見が、議論に刺激を与えるとともに、議論のキッカケにもなります。
ファシリテーター(ファシリテーション)とは?
ファシリテーション(英: Facilitation)は、会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。
via: wikipedia
要するに、ディスカッションのリーダーですね。今回の場合ですと、テーマに関する情報を参加者にしっかり伝え、みんなの発言を促すホスト役です。意見を否定したり、さえぎったりすることはご法度です。
カフェの全体テーマ
今回のカフェは「20’s door」というネーミングで、各テーブルのファシリテーターの悩みを共有し、解決策を考えるという形式で行われました。
ファシリテーターは静岡県内で(私以外は)素晴らしい活動をされていている方ばかりです。でも、そんな人たちでも悩んでいる。みんなで悩みを解決してあげましょうということです。
ファシリテーターが「助けてください」というスタンスなのです。これなら参加者も気後れなく議論できます。上手いと思いました。
私のテーブルでの議論
私のテーブルでは「ブロガー仲間を増やして、静岡県発のネット情報発信力を高めたい」というテーマにしました。ブロガーの知り合いってなかなか増えないのです。ふあっとしたテーマになってしまいましたが、逆に色々意見が出やすい面もありました。
一回のディスカッションは20分。自己紹介は名前と所属と好きな色のみ。3セット行いました。
最初は「ブログで生活しているのですか?」「どうやって収入を得るの?」という基本的なことを色々聞かれました。私も包み隠さず、問題ない範囲で真摯に答えました。2回目のセッションでは、基調講演をしてくださった景山祐樹さんも参加していただきました。
最近はソーシャルメディアが流行っていて、あえてブログを運営するメリットがあるのか?という鋭い意見も頂きました。ソーシャルメディアとブログの長所と短所、そして、相互に補完しあうことで、情報伝達力が増大するという私の考えを紹介させて頂きました。
ブロガー仲間を増やす意義については、みなさんに理解してもらえたようです。ネットは距離を超えるといっても、やっぱり近所に知り合いがいたほうが楽しいですし、みんなで静岡の共通のネタでプッシュすれば、全国ネタになる可能性もあります。TwitterやYahooの話題ランキングを狙うと良いという貴重なアドバイスも頂きました。
ただし、ブログとなると、敷居が高いようです。私としても、静岡県発のネット情報発信力が高まれば、ブログにこだわらずソーシャルメディアでもOKです。現在はブロガーミーティングを行っていますが、ソーシャルメディア活用に関するミーティングも行ってみようと思いました。
それと、ネット情報発信の主役は「写真」だなと、つくづく感じました。みなさん、文字だけの記事はあまり読まず、きれいな写真があると興味を持つそうです。ネットで文字を追うのは疲れますし、画像の方がスッと頭に入ってくるのでしょう。
静岡県は富士山を始め、深い青の駿河湾、山里の風景やキラキラした海の幸など、写真映えするものがたくさんあります。写真がメインのイベントやサービスは面白そうです。
年一回ではもったいない
ワールドカフェへの参加は、今回が初めてです。私も最初は疑心暗鬼なところがありましたが、この方式は素晴らしいです。ぜひ、今後も継続して行って欲しいと思いました。
すでに活動を始めている人だけでなく、これから活動を始めようという人にとっても、頭をフル回転したり、人脈をつくる良い機会になります。私も次回は参加者側で、ファシリテーターの悩みを一緒に考えたいです。
貴重な機会を与えてくれた、ふじのくに文化情報センターさん。イベントのスタッフ、参加者のみなさんに感謝します。
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