魚釣りは、誰もが一回くらいは経験したことがあると思います。釣り堀や防波堤で糸を垂らせば、何かしら釣れます。
ところが、隣の釣り人が入れ食いなのに、自分は全く釣れない。「なんで?」と思うかもしれません。
実は魚釣りは仕掛けやタナ(深さ)、エサの種類など、多くの要因があって、その日のポイントの状況を見極めてベストなセッティングをしないと、たくさんは釣れないのです。
営業不要のフィッシングマーケティング<電子書籍版>: 99%の経営者が知らない、非常識な方法
魚釣り(フィッシング)のノウハウは、ビジネスのマーケティング&セールスとの類似点が多いです。釣りに例えると、難しいマーケティングを分かりやすく理解することができます。苦手な方でも楽しく読めるでしょう。
印象に残ったポイントを幾つか紹介します。
魚釣りは必要なものが揃えば、誰でも釣れる
釣りというのは、潜って槍で突いたり、網を引くのではなく、自分から仕掛けるのではなく、エサを垂らして魚の方から食いつかせる漁法です。
マーケティングやセールスも、槍で魚を突くように、営業マンの能力を全面に出して勝負する方法もありますが、個人力の差がありすぎて、全ての人ができるわけではありません。
魚釣りは、個人の能力というよりも、竿や仕掛け、道具、そして漁場の選択といった、外部要因の影響が大きいため、必要な物が揃えば、誰でも釣ることができます。
マーケティング&セールスも、魚釣りのように必要なものを揃えれば、誰でも売ることができるというのが、本書の主旨です。
群れるお客さんは、ネット上にいる
「魚を釣るには、魚が多い池で釣れ」とは、マーケティングでも有名な格言の一つです。釣りとマーケティングの関係の深さを感じることができます。
現代社会において、お客さんはネットにいます。何か達成したこと、困ったことがあると、人々は検索エンジンで問題を解決してくれる情報を探すからです。魚が多い池とは、ネットなのです。
他社との差別化をする強みを明確にして、お客様を逃さないホームページを作る。そして、魚がエサに食いつくように、お客様の方から「売ってください」と言わざるを得ない状況をつくる。
ホームページなどのネットツールは、一度立ち上げてしまえば、あとは半自動化できます。24時間365日ずっとマーケティング&セールスをしてくれます。
魚釣りに例えるとスッと入ってくる
ネット系ツールの説明は、専門用語が多くて、人によっては読みにくいというケースが多いと思いますが、本書の場合は全て魚釣りに例えられているので、イメージがつかみやすいです。
あまり書いてしまうと、著者さんに怒られてしまうので。続きは本書に譲ります。
ネット広告やステップメール、Googleアナリティクスの運用ノウハウが詳しく紹介されています。集客に悩む中小企業さんや、個人事業主、これからビジネスを始めたいと思っている方にお勧めです。
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本書は、著者さんから送って頂きました。ありがとうございました。
Kindle版が現在(2018/2/27)500円で販売されていますので、こちらのほうがお得です。
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